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【定番とは一味違うホワイトローマン文字盤】IWC ヨットクラブ|ジェンタデザイン×耐衝撃構造の実力

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


IWC
ヨットクラブ

今回取り上げるのは、1970年代頃に製造されたIWCのヨットクラブだ。
アンティークウオッチの中でも、実用性と完成度の高さから人気を集めるヨットクラブ。ジェラルド・ジェンタ氏によるデザインや、アンティークウオッチとは思えないモダンな雰囲気が魅力的なシリーズだ。

本シリーズは1967年に登場し、質実剛健な時計作りが特徴的なアンティークIWCのなかでも、耐衝撃性と防水性を意識した設計が魅力だ。その名が示すように、ヨット乗りのために設計された時計であったとされている。ムーヴメントをインナーケースで保持し、さらに5つのラバーパーツで宙づりにした耐衝撃構造が最大の特徴だ。

【写真の時計】IWC ヨットクラブ。Ref.811AD。SS(36mm径)。自動巻き(Cal.8541B)。1970年代製。48万4000円。取り扱い店/プライベートアイズ

【画像:ホワイトローマン文字盤の細部やケース、ムーヴメントを見る(全6枚)

その中でも本個体は、バーインデックスにバトン針を組み合わせたシンプルなデザインが多く見られるヨットクラブの中では珍しく、ホワイトローマンダイアルを採用している点が最大の特徴だ。このホワイトダイアルはラッカー仕様となっており、ラッカー特有の艶のある質感と、黒いプリントによるローマンインデックスが独特の存在感を見せている。

ケースやブレスレットには、使用に伴うわずかな小キズや打痕が見られるものの、エッジのダレも見られず、良好な状態を維持している。文字盤や針などにも目立ったダメージは見られず、非常に良好な状態を保っている。オリジナルの3連ブレスレットが装着されている点にも注目したい。

ムーヴメントには、オールドインターの自動巻きとしては最後期となる、カレンダー早送り機能と秒針規制装置を備えたCal.8541Bを搭載。自動巻き機構には同社が誇るペラトン式の巻き上げ機構を採用しており、日常生活における実用性も十分だ。シースルーバックではないためムーヴメントの動きや仕上げを直接確認することはできないが、厚みのある部品や丁寧な装飾が施された地板を見れば、名機と呼ばれる理由を感じ取れるはずだ。

さらに、先に述べたラバーパーツによる耐衝撃構造に加え、精度を司るテンプの軸を保護するインカブロックや、自動巻きローターの軸の破損を防ぐ地板など、ムーヴメント各所にも耐衝撃性を高める工夫が随所に施されている。ムーヴメント設計者であるアルバート・ペラトン氏の設計の優秀さが垣間見える部分だ。

華奢で壊れやすい印象を持たれがちなアンティークウオッチだが、優れた設計のムーヴメントは今なお現役で稼働し、十分な性能を発揮してくれるはずだ。初めてアンティークウオッチの購入を検討している人や、日常使いできるアンティークウオッチを探している人は、ぜひチェックしてみてほしい。

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文◎LowBEAT編集部/画像◎プライベートアイズ

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