Sheffield(シェフィールド)は、アメリカ合衆国西部のユタ州、パークシティを拠点とする日本未上陸のマイクロウオッチブランドである。

アメリカのニューヨークに拠点を置きつつ、1940〜60年代に手頃な価格のスイス製ムーヴメントを搭載した時計を展開していた歴史をもち、頑丈なツールウォッチ“All Sport(オールスポーツ)”シリーズが幅広い層に支持を集めていたことで知られている。
1970年代に入ってからクォーツ革命などの影響でブランドは倒産して歴史の表舞台から姿を消すのだが、実業家のジェイ・タークバスにより半世紀を経て復活を果たした。

ジェイは11歳の時、両親からシェフィールドのオールスポーツのダイバーズウォッチをプレゼントされ、以来ずっと愛用していたという。
今でもその思い出の一本を撮影した写真を大切に持ち歩いているほど強い愛着とノスタルジーを抱いており、このブランドの商標を取得し、現代のマイクロブランドとして再スタートを切ったのだ。
少年時代の夢に触発されたジェイ氏は、オリジナルのシェフィールド・オールスポーツを現代に再解釈しつつ、機能や技術面での改良を加えることを軸にシェフィールドを設立した。オリジナルのシェフィールドと同様、手の届きやすい価格帯で実用性のある時計を製造することを強く重視している。
【画像4枚】プロ仕様ダイバーズウオッチ2種、Sheffield(シェフィールド)の時計を見比べる
Sheffield Watches(シェフィールド・ウォッチ)
1A SCR II ブルー
1A SCR II ブルーは、1960年台に黄金期を築いたシェフィールドのダイバーズシリーズの系譜に連なる、レトロテイストの1本だ。
初代シェフィールド・オールスポーツ・ダイバー1Aと同等の高い仕様を備えながらも、モダンなブルーのカラーリングによって独自のアイデンティティを確立している。
ケースはビーズブラスト仕上げの316Lステンレススチール製でサイズは直径が40mm、ラグトゥラグが48mm、厚さが13m。200m防水の本格派ダイバーズウオッチとしてはコンパクトなサイズにまとめられている。
文字盤は昼夜を問わず高い視認性を誇る深いブルーで、シャークトゥース型のインデックスと、ソード型の針を時分針に採用。ブルーのベゼルインサートに精緻な作りのコインエッジベゼルを組み合わせることで、精密で洗練された印象を与えている。
ブルーの文字盤は、反射防止コーティングを施したサファイアクリスタル越しに見やすく、針と文字盤にはスイス製の夜光塗料、アルミニウム製ベゼルには日本/スイス製の夜光塗料を塗布。昼夜を問わず優れた視認性を実現している。
ネジ込み式リューズ、反射防止コーティングを施したサファイアクリスタル風防を装備し、防水性能は200m防水を備える。
ムーヴメントはセイコー(TMI)製の自動巻きキャリバーNH35を搭載。ブルーのトロピック風FKMラバーベルトが付属して、2026年7月現在の販売価格は日本円で約4万6000円である。
Sheffield Watches(シェフィールド・ウォッチ)
ディープグレー300
ディープグレー300は大型のダイバーズウオッチを求める顧客からの要望に応える形で誕生した、42mmケース採用モデルだ。デザインは、1960年代のクラシックなシェフィールドのダイヤルからインスピレーションを得ている。
文字盤カラーは視認性の高いディープグレーが採用され、オレンジのインデックスがアクセントをプラス。力強い存在感を手首にもたらしつつ、ヴィンテージな雰囲気を醸し出す。

バトン型の針を採用し、分針はインデックスと呼応するオレンジ色とすることで、文字盤デザインに一層の彩りを添えている。
ケースは316Lステンレススチール製で、サイズは42mm、厚さ13.8mm。ねじ込み式リューズ、反射防止コーティングを施したサファイアクリスタル風防を装備して、プロ仕様の300m防水を確保。高い耐久性を備え、深い水域での使用にも対応する堅牢な作りとなっている。
ムーヴメントはセイコー(TMI)製の自動巻きキャリバーNH35を搭載。ベルトには22mmのヘビーデューティナイロン(フック&ループ式クロージャー)が採用され、2026年7月現在の販売価格は、日本円で約4万3000円である。
【画像4枚】グレーダイアルとケースを拡大、300m防水“ディープグレー300”を別アングルで見る
》Sheffield Watches(シェフィールド・ウォッチ)
公式サイト
https://sheffieldwatches.com/
文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。
https://www.instagram.com/spherebranding/
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