【月刊G-SHOCK(ジーショック)】no.011|豊富な情報量と直感的な視認性を兼備した「デジアナ」G-SHOCK 人気BEST 5

 カシオ計算機協力のもと、毎月、トレンドや季節、予算などといったテーマ別に“G-SHOCK(ジーショック)”の人気モデルBEST5を紹介する【月刊G-SHOCK】。
 11回目となる今回は、いまやラインナップ全体の約半数を占めるほど多くのモデルが展開されているアナデジG-SHOCKにスポットを当ててみた。

豊富な情報量と直感的な視認性を融合。
デジアナG-SHOCKの人気ベスト5を発表!

 
 1983年にデジタル時計として初代モデルが発売されたG-SHOCKだが、そのラインナップに初めて針が搭載されたデジアナが加わったのは、89年のAW-500というモデルだった。針を搭載するということは駆動するためのモーターが必要になり、さらに歯車などの駆動機構も搭載しなくてはならない。パーツが増えればそれを小さなボディにどう納めるかという工夫が必要になるし、なによりG-SHOCKの「落としてもぶつけても壊れないタフネスさ」という基本コンセプトにも影響は大きい。アナログ時計は衝撃によって歯車が破損したり、針が飛ぶといったトラブルが生じやすいので、よりタフな設計が必要になるからだ。
 こうしたトラブルを回避するため、AW-500はG-SHOCKの耐衝撃構造の核である中空構造をブラッシュアップしつつ、パーツの徹底した小型化・軽量化を図ることで耐衝撃性を向上させて製品化を実現した。

 その後のG-SHOCKは堅牢な設計をさらに推し進めてデジアナモデルを拡充してきており、現在はラインナップの約半数がデジアナ化しているほど、その人気は安定して高い。やはりアナログ針があることで時計としての存在感は大きくアップするし、G-SHOCKらしいボリュームをデザインに生かしやすいという利点もある。アナログ表示の方が感覚的で見やすいというユーザーも少なくないし、特にハイエンドなG-SHOCKにはデジアナのハイブリッドモデルも多く、ラグジュアリースポーツ系のデザインで幅広い層のユーザーからも支持を得ている。

 G-SHOCKは機能が豊富なので、ダイアルに表示される情報も必然的に多くなりがちだ。それゆえにデジアナだと文字盤がごちゃごちゃしてしまうという意見もあるが、表示を見るときに針を退避させる機能を設けている機種もあり、時刻以外の情報を見たいときも使いやすいように考慮されている。デジタルの豊富な情報量と、アナログの直感的な視認性。この両方の恩恵を受けられるという意味で、デジアナG-SHOCKを使うメリットは想像以上に大きい。
 今回は現行モデルのなかから、売れ筋デジアナG-SHOCKをピックアップして紹介しよう。

 

》人気BEST 1
GA-2100-1A1JF
 思い起こしてみれば初代G-SHOCKのDW-5000Cは横長八角形ケースを採用していたが、このGA-2100はその伝統を継承。正八角形フォルムが某高級時計を彷彿させることから、愛好者からは“カシオーク”というニックネームで呼ばれるようになって、いまでは世界的なブームとなっている。11.8mmというG-SHOCK最薄のケースはカーボンのマットな質感で、1万円台の時計とは思えない高級感を漂わせている。
■カーボン×樹脂ケース(48.5×45.4mmサイズ)。20気圧防水。クォーツ。1万4850円

 

》人気BEST 2
AW-591-2AJF
 スポーティブな雰囲気のケースに、三つのデジタル表示をインダイアル風に合わせてシャープにまとめたモデル。ベゼル部分のブルーも爽やかなトーンで、マリンスポーツで使っても良さそうな雰囲気だ。このモデルも1万円台のベーシックラインながらワールドタイム機能などを備えており、幅広い用途に対応してくれそう。樹脂とアルミのコンビネーションなので50gを切る軽量設計なのもうれしい。
■樹脂×アルミケース(52×46.4mmサイズ)。20気圧防水。クォーツ。1万3200円

 

》人気BEST 3
GAW-100B-1A2JF
 50mmを大きく超えるボリュームのあるケースに、発色の良いブルーのアルミベゼルを合わせることでマッシブにデザインされたモデル。スポーティブで爽やかなカジュアルさを演出しつつも、アルミの輝きが高級感を加味している。インダイアルのデジタル表示も見やすく配置されているうえに、世界6局標準電波を受信するマルチバンド6、タフソーラー、針退避機能など機能も豊富だ。

■樹脂×アルミケース(55.1×52.5mmサイズ)。20気圧防水。クォーツ(電波ソーラー)。2万7500円

 

》人気BEST 4
GA-100CB-1AJF
 ハーフマットの樹脂ケースに、迷彩柄のブルーダイアルを合わせたスペシャルカラーモデル。ベゼルの色埋め部や針にもブルーが使われており、全体にポップにまとまっている。ストップウォッチ機能は1/1000秒計測にも対応しており、1/1000秒単位は12時位置のスピード針に表示されるが、デザイン的なアクセントにもなっているのが楽しい。ストリートファッションに合わせてカジュアルに使いたいモデルだ。

■樹脂ケース(55×51.2mmサイズ)。20気圧防水。クォーツ。1万6500円

 

》人気BEST 5
AWG-M100A-1AJF
 月日、曜日一括表示を備えて利便性を高めたベーシックモデル。機能的には世界6局標準電波を受信するマルチバンド6を搭載したことで、その実用性は非常に高い。計測タイム確認時に針が液晶表示の上に重なって見づらい場合、簡単なボタン操作で針を動かせる針退避機能も搭載。シンプルなデザインも相まって、ビジネスシーンでも活躍してくれそうなモデルだ。
■樹脂×ステンレススチールケース(52×46.4mmサイズ)。20気圧防水。クォーツ(電波ソーラー)。2万6400円

 

構成◎堀内大輔(編集部)/文◎巽 英俊/情報協力◎カシオ計算機

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