【WLN女子部発・実機レビュー企画】ブラックを基調としたシックな“ルイ・ヴィトン”の“タンブール スリム”を拝見!

 女性編集者がレディースウオッチの新作を実際に見て、感想を交えて紹介する本企画。今回は“LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)”の人気ウオッチライン、“タンブール スリム”をレビューします。

 世界最高峰のトランクメーカーとして知られるルイ・ヴィトン。1854年創業と歴史は長いですが、時計製造に着手したのは2002年とつい最近のこと。
 しかし14年にはジュネーブに自社のウオッチメイキングアトリエ、“ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン”を設立。ウオッチメーカーの独立心とメゾンの原動力を融合させることに専念し、タイムピースを手掛けています。

 

【コレクションのおさらい】
 タンブールはメゾン初の腕時計コレクション。1540年頃に作られていた当時の携帯式時計、“ドラムクロック”からインスピレーションを得て誕生しました。

 フランス語で“太鼓”を意味するタンブールは、その名のとおり太鼓の形のような力強い台形のケースデザインが特徴。
 インパクトのあるケースに加え、風防や裏ブタにも厚みを持たせたいわゆるデカ厚時計なのですが、紹介するタンブール スリムは、シェイプはそのままに厚みを抑え、女性でも着けやすくリサイズされています。

 

【チェックポイント】

》太鼓のような台形を用いたケースデザイン
 コレクションの特徴である台形ケース。風防も裏ブタもフラットで、コレクションの中でも厚みが抑えられています。
 手首になじみやすいようラグがカーブされているのもポイントです。

 

》オールブラックデザインを飾る華やかな意匠
 放射状のギョーシェ模様と、メゾンのシグネチャーであるホログラムのモノグラム・パターンを組み合わせた文字盤。パターンはホログラム仕様のため光の加減で表情が変わります。
 インデックスには11個のラウンドブリリアントカットダイヤモンドをセット。ラグジュアリーな輝きがブラックの洗練された印象を引き立てています。
 さらにルイ・ヴィトンのロゴパターンが中央のシルバーリングに施されており、程よく個性を主張しています。

 

》特許取得済みのインターチェンジャブルベルト
 耐久性に優れる本革のエピ・レザー ベルトがセットされているのですが、実はこちらは工具不要で付け換えられる仕様。女性でもワンタッチで簡単に取り付けられます。
 ベルトはラバー素材から、ルイ・ヴィトンおなじみのモノグラム、ダミエといった様々な種類が用意されているため、複数本購入すれば日替わりで付け換えて異なるデザインを楽しむことができます。

 

【装着感】

■ルイ・ヴィトン。タンブール スリム PMブラック。Ref.QBB169。SS(28mm径)。50m防水。クォーツ。44万4400円(エピ・レザー ベルトセットの場合)

 ケース径は28mmと小振りながら、ギョーシェ模様やダイヤモンド、モノグラム・パターンがデザインのアクセントとなり目を引くデザインに。
 インターチェンジャブル部分が少々出っ張っているため腕に当たるのかと思いましたが着けてみると違和感はなく、ストレスなく使用できました。
 今回はオールブラックカラーを着けてみましたが、色味の異なるベルトを付け換えればひと味違った雰囲気を醸すため多彩なシーンで活躍すること間違いなしです。

 

 小振りなダイヤモンドをセットし、華美になりすぎない作りに仕上げられたタンブール スリムの新作。オールブラックというシックで実用的な装いはまさにいまの季節にピッタリです。

 

文◎松本由紀(編集部)/写真◎笠井修

【問い合わせ先】
ルイ・ヴィトン クライアントサービス
TEL.0120-00-1854
www.louisvuitton.com