実機レビュー!何が買いなのか調べました。【予算10万円台③】

 お手頃な“10万円以下”から“10万円台”“20万円台”そして“30万円台”まで、四つの価格帯で購入できる機械式腕時計を編集部がピックアップ。その一つひとつを編集部が実際に見て、触って、試着した、その感想を本音でレビューする。いま何が買いのモデルなのか。編集部のリアルな意見を、ぜひ購入の際の参考にしてもらいたい。

 前回に続き、予算10万円台で購入できる機械式腕時計をセレクト!

【予算10万円台③】
ワンランク上の仕上がりや実用性
外装クオリティや素材に注目



》Model 7

TUTIMA GLASHÜTTE チュチマ・グラスヒュッテ
フリーガー スカイ


 ミリタリークロノグラフをはじめ、軍用時計にルーツをもつ本格派モデルのイメージが強いが、近年は自社製ムーヴメントを搭載したドレス系やベーシックな3針モデルなど、ラインナップの幅を広げているチュチマ・グラスヒュッテ。本作は2019年に投入された新シリーズで、印象的なグラデーション文字盤を採用するなど、デザイン性も追求されたモデルだ。
■Ref.6105-24。SS(41㎜径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.330)。19万円(税抜き)

 

》Detail Check

【文字盤】中央から外側にかけて黒く落としていったグラデーション文字盤。ほかにもレッド、ブルー、グレーの計4種が展開されている。

【ムーヴメント】38時間のパワーリザーブを備えるCal.330を搭載する。ローターにセットされた18金製のブランドロゴがアクセントを与えている。

【実際に着けてみました】同社のエントリー機に位置付けられている本作。コストを抑えるため、ムーヴメントこそ自社製ではないが、しっかりと磨きをかけたケース、手の込んだ文字盤など、外装クオリティを高めて、「初めて機械式を購入した人にその魅力を存分に楽しんでもらいたい」という意図が垣間見える仕上がりだ。またトレンドのグリーンを取り入れつつ、落ち着いた色味のグラデーションにしているため、派手すぎず着けやすい。

【問い合わせ先】
モントレックス TEL.03-3668-8550

》チュチマ・グラスヒュッテ公式サイト
http://www.montrex.co.jp/tutima.html

 

》Model 8
FREDERIQUE CONSTANT フレデリック・コンスタント
クラシック インデックス オートマチック ハートビート

 クラシカルなデザインを継承する同社の人気シリーズをベースに、ラバーベルトを組み合わせるなどスポーティな雰囲気をプラスした日本限定仕様。コントラストの効いた2トーン文字盤の12時方向開口部からは、自動巻きCal.FC-310の脱進機が見える。
■Ref.FC-310MBS5B6。SS(40㎜径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.FC-310)。17万円(税抜き)

》Detail Check

【装飾】文字盤中央にはクル・ド・パリ装飾が施される。あくまでギョーシェ風であり、実際にはプレス加工によるものだが、仕上がりは繊細で秀逸だ。

【文字盤】日本限定仕様ならではのポイントがシルバーとブラックの2トーン文字盤だ。これにより視認性が向上しただけでなく、スマートな雰囲気になった。

【実際に着けてみました】クラシックスタイルを継承するモデルだけに、これまでラバー仕様の展開はなく、実は本作がシリーズ初。日本市場のみの展開となる特別仕様だ。また文字盤と同色のラバーベルトがセットされることで全体的に引き締まり、精悍さをプラス。従来モデルとはまた違った魅力が味わえる。

【問い合わせ先】
フレデリック・コンスタント相談室 TEL.0570-03-1988

》フレデリック・コンスタント公式サイト
http://frederiqueconstant.jp/

 

》Model 9
MAURICE LACROIX モーリス・ラクロア
アイコン オートマティック 39㎜

 2016年の発表以降、大好評を博し、いまやブランドを代表するコレクションとなったアイコンシリーズ。本作は18年に登場した自動巻きモデルから3㎜小径化された39㎜仕様だ。基本デザインはそのままに、小径化に伴って様々な要素が凝縮されたことで、よりエレガントな印象に仕上がっているほか、手首への納まりもいっそう良くなった。機能をシンプルにしたぶん、外装にコストをかけてクオリティを高めたお手本のようなモデルだ。
■Ref.AI6007-SS002-330-1。SS(39㎜径)。20気圧防水。自動巻き(Cal.ML115)。19万5000円
(税抜き)

》Detail Check

【ブレスレット】サイズダウンしたケースに合わせてブレス幅も狭くなった。従来のものを転用するのではなく、改めて調整するところに強いこだわりを感じる。

【デイト表示】ムーヴメントは42㎜仕様と同じCal.ML115を搭載。構造的には変わらないため、サイズダウンに伴ってデイト表示窓がやや外側に配置された。

【実際に着けてみました】編集部イチオシのモデル、アイコン。立体的な造形となったケース、繊細なクル・ド・パリ装飾が施された文字盤など、10万円台とは思えない外装クオリティだ。大げさではなく倍の価格であっても満足できるぐらい作りがいい。

【問い合わせ先】
DKSHジャパン / モーリス・ラクロア TEL.03-5441-4515

》モーリス・ラクロア公式サイト
https://www.mauricelacroix.com/jp_ja/

文◎堀内大輔/写真◎笠井 修

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