セイコー、オリエントスター、タカノほか、10万円台で編集部が厳選した“国産ブランド”の機械式時計4モデル

 近年、再び活気を取り戻している国産の機械式時計。今回は、エントリーモデルとしてもおすすめできる10万円台の予算で、コストパフォーマンスに優れた4モデルを編集部が厳選して紹介。

国産ブランドの機械式時計は、手頃な価格で高品質なのが魅力

 かつて日本の時計メーカーは様々な機械式腕時計を製造した。その製造を担ったのは、現在、日本を代表する時計メーカーとして世界的に知られている、セイコーやシチズンといった国産大手メーカーたちだ。
 そんな彼らが目指したのは、スイス製に負けない世界一の機械式時計を生み出すこと。当初は海外に追いつきたい一心で開発が進められたが、1960年代にはスイスの有名ブランドをも凌駕する、世界最高レベルの精度を実現させた機械式腕時計の製造を実現するようになる。
 しかし、国産機械式時計の進化は、日本が牽引したクォーツウオッチの開発と普及により突然休止する。腕時計のメインストリームとなった70年代以降、日本の時計開発の主戦場は、最新テクノロジーを駆使したものへとシフトし、機械腕時計は勢いを失っていったのだ。
 そんな機械式時計が復活を遂げたのが80年代後半のこと。スイス製の高級機械式腕時計の人気が見直されるようになり、90年代以降、日本でも機械式腕時計復活の機運が高まるようになり、近年、再び機械式時計のジャンルが活況を呈しはじめているのだ。
 今回は、国産ブランドの機械式時計のなかから、コストパフォーマンスに優れた10万円台のモデルを厳選してみた。手の届きやすい価格帯ながら、本格時計の魅力を味わえる良作揃いなので、ぜひチェックして欲しい。

 

》編集部のおすすめモデル-01
SEIKO PROSPEX(セイコー プロスペックス)
ダイバースキューバ ヒストリカルコレクション 国産ファーストダイバーズ 現代デザイン
 “ファーストダイバー”の通称でも知られる1965年に登場した国産初のダイバーズウオッチを、現代的なアレンジを加えてリデザイン。オリジナルのシャープでマットな印象を継承しつつ、独自の表面加工技術“ダイヤシールド”を施すほか、ケースのサイドラインに鏡面を入れるなど随所に現代的アレンジをプラス。当時はなかったブレスの設定も現代的アレンジのひとつだ。黒文字盤のSBDC051ではケースとマッチするシャープなデザインのスチールブレスを組み合わせ、幅広いシーンに対応可能な汎用性の高いデザインに仕上げられている。

■Ref.SBDC051。ステンレススチールケース&ブレス。ケース径42.6mm。200m防水。自動巻き(Cal.6R15)。11万円

【問い合わせ先】
セイコーウオッチお客様相談室(TEL.0120-061-012)
https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/prospex/sbdc051

 

》編集部のおすすめモデル-02
ORIENT STAR(オリエントスター )
レトログラード
 1950年、多摩計器株式会社が設立され、現在の日野市にあった腕時計の製造工場で操業を開始、翌年オリエント時計株式会社へと社名を変更。その年に生まれたのが“輝ける星”をイメージした、オリエントスターだ。このモデルはアシンメトリーな文字盤のデザインが目を引く機械式レトログラードモデル。レトログラードとは、反復する針で扇型のメモリを指し示して表示を行う機械式時計の機構。オリエントが独自開発したムーヴメントにより、12時位置にパワーリザーブ、6時位置には曜日表示を9時位置にはデイト表示を配置している。

■Ref. RK-DE0301L。SS(39.5mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.40A52)。10万4500円

【問い合わせ先】
オリエントお客様相談(TEL.042-847-3380)
https://www.orient-watch.jp/product/category/item/?item_id=1474&category_id=128

 

》編集部のおすすめモデル-03
SEIKO PRESAGE(セイコー プレザージュ)
SARX067
 40年以上琺瑯(ほうろう)製品の製造に携わる職人、横澤満氏が手がけた琺瑯文字盤を採用した新作。1913年に発売された国産初の腕時計、ローレルに採用されていた琺瑯を文字盤に採用したもので、表面は0.01mm単位で調整を行うほど繊細な仕上げが施されている。琺瑯は柔らかい光沢が楽しめる独特の質感などその見た目も魅力的だが、美しい状態がおよそ100年もの間保ち続けることのできる、一石二鳥の素材だ。文字盤のデザインは、日本を代表するプロダクトデザイナーとして知られる渡辺力氏の代表作のひとつである“RIKI STEEL CLOCK”をモチーフにしたもの。シンプルで視認性の高い、飽きのこないデザインも魅力だ。

■Ref.SARX067。SS(39.9mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal. 6R35)。13万2000円

【問い合わせ先】
セイコーウオッチお客様相談室(TEL.0120-061-012)
https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/presage/sarx067

 

》編集部のおすすめモデル-04
TAKANO (タカノ)
創立80周年記念限定モデル
 リコーエレメックスの前身である高野精密工業。同社は、知る人ぞ知る国産時計ブランド“タカノ”を手掛けた会社であり、創立80周年を記念してリリースされた限定モデル。タカノは優れた技術力で日本の時計産業を牽引したものの、1959年の伊勢湾台風で本社工場が壊滅的な被害を受け、“タカノ”名を冠した腕時計はわずか5年程度しか販売されなかったことから、愛好家の間で幻の国産腕時計ブランドとして知られている。

■Ref.715001-06 。SS(38mm径)。3気圧防水。自動巻き(MIYOTAベース)。限定300本。16万5000円

【問い合わせ先】
リコーエレメックスお客様相談室(TEL.0120-50-8020)
https://www.timerex.com/takano/index.html

オススメ記事

  1. “TAG HEUER(タグ・ホイヤー)”のブランドアンバサダー香川真司…

  2. 1億円以上もの支援を集めたシチズンの次世代型スマートウオッチ

  3. “ブルーインパルス”第4弾限定モデルがCITIZEN(シチズン)プロマ…

  4. 【普通のダイバーズで満足ですか?】今年の夏は、“70年代レトロ”な個性…

  5. 【WLN女子部発】カタチこだわる女子にすすめたい“オールシルバーカラー…

  6. 【アメリカ・シカゴ発】注目の時計ブランド、ASTOR+BANKS(アス…

  7. 時計好きは、パンダが大好き!? 時計界で繁殖する“パンダ顔”のクロ…

  8. ミシュランも思わず三つ星認定!? 2020年の時計界はフレンチブランド…

人気の記事

ロレックス

国産時計

スマートウォッチ

ドイツ時計

カジュアル時計

アンティーク時計

レディース時計