日本未上陸ブランド 話題のトピックス

【全モデルがクロノメーター認定を取得!?】スイスの実力派時計ブランド、Brellum(ブレラム)に注目

 Brellum(ブレラム)は、スイス、ジュラ地方のポラントリュイで創設された日本未上陸ブランド。 創業者のセバスチャン・ミュラーは4世代にわたって時計の製造を続けてきたミューラー家の四代目に当たり、25年以上にわたり時計産業に携わっており、数々の世界的なウオッチメーカーで製品管理や品質管理などの職務に就いていた経験の持ち主だ。


 時計の製造に携わってきた経年を生かして自身のブランドを創設する夢を持ったセバスチャンは、曾祖父が遺した時計製造にインスピレーションを受け、ブレラムを創設したというわけだ。


 同社の時計は伝統的な時計製造と新しいテクノロジーをバランスよく取り入れているのが特徴であり、すべてのモデルでクロノメーター認定を取得。スイスメイドにこだわった高精度の本格機械式時計を、リアルプライスで製造している。

 今回はブレラムのコレクションから、代表的な3モデルを紹介していく。


Brellum(ブレラム)
ブレラム・ワイヴァン・GMT・クロノメーター

 最初に紹介するのは、シャープでモダンなデザインが印象的なGMT機能搭載モデル。パイロットウオッチを思わせるアラビアとバーの混合インデックスの内側に24時間表示のスケールを備え、機能的で見やすいデザインを実現。ディテールの丁寧な作り込みによって高級感も獲得している。アワーリングの24とGMT針先の赤が印象的だ。

 ムーヴメントは前述のクロノメーター認定を取得したCal. BR-893-GMT (ETAのムーヴメントがベース)を搭載。ケースサイズは42.3mm、厚さ10.9mmで、ドーム型サファイアクリスタルを採用している。販売価格は色により異なるが、 1990〜2150スイスフラン(約26万円〜28万円)。


Brellum(ブレラム)
ブレラム・デュオボックス・クラシック

 2本目に紹介する、ブレラム・デュオボックス・クラシックは、コンサバティブでありながらも、ラグジュアリーな印象とトレンド感を備えたカラーダイアルを備えている。ダイヤルカラーは3色展開で各色ともに、美しいサンレイ仕上げを採用。文字盤の外周に一般的なタキメータースケールではなく、脈拍を計測するパルスメータースケールを採用している。

 ETA社のクロノグラフムーヴメントをベースにしたクロノメーター仕様のCal. BR-750-1 を搭載。 ケースサイズ41.8mm、厚さ10.9mmで、ドーム型のサファイアクリスタル風防を採用。販売価格は色により異なるが、2490〜2,650スイスフラン(約32万5000円〜約34万6000円)。


Brellum(ブレラム)
ブレラム・ワイヴァン・5デイズ・クロノメーター

 最後に紹介するブレラム・ワイヴァン・5デイズ・クロノメーターは、ダイヤルカラー2色展開で、各色23本限定販売のスペシャルモデル。

 動力となるゼンマイを納めた香箱を二つ備えたツインバレル機構を採用した手巻きのCal.BR-18 を搭載。最大120時間のロングパワーリザーブを備え、4時から6時までのスペースに、お大きめのパワーリザーブ・インジケーターを備えている。ケースは直径42.5mm、厚さ9.5mmで、ドーム型のサファイアクリスタル風防を採用。販売価格は色により異なるが、3974〜4297スイスフラン(約51万8000円〜約55万9000円)。


》Brellum(ブレラム)
公式サイト
https://www.brellum.swiss/en/


文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。

https://www.instagram.com/spherebranding/

-日本未上陸ブランド, 話題のトピックス