OUTLINEニュース クラウドファンディング 小スライド 編集部セレクション 連載記事 @kikuchiのいまどきの時計考

【思わず2度見する】軍用サブマリーナーを彷彿とさせるミリ顔がたまらない|OUTLINEニュース no.43

 クラウドファンディング「ウオッチメーカーズ」で1400万円以上を達成したモデルの2ndバージョンがようやく完成した。しかも今回は何と全国に約50店舗を展開する腕時計の人気セレクトショップ“チックタック(TiCTAC)”との初のコラボレーションモデル、通称「ネイビーダイバー」として復活を遂げたのである。

 最大の特徴は、前回と同様に1960年代の往年のダイバーズウオッチをモチーフにしつつも、ベゼルは一般的なブラックではなく、経年変化によってネイビーカラーに退色したかのような雰囲気を再現している点。

 このネイビーベゼル、実はヴィンテージサブマリーナーのレアポイントとして挙げられる退色ベゼル(Faded bezel)の中でも特に愛好家から珍重されているもののひとつ。過度に退色した色合いとは違い、光線の加減でブラックにも見えたりするなど、やれた感じが強すぎずひと味違う雰囲気が楽しめるとあって探している愛好家は多い。

 今回はその色合いに徹底的にこだわり何度もやり直しをすることで、絶妙な色合いを再現。おそらくは、ロレックス愛好家の方も思わず2度見してしまうほどのいい色味と仕上がりになっている。

 ムーヴメントにはセイコー製の機械式自動巻きムーヴメント、Cal.YN55Aを搭載。また時計のバリエーションはインデックス違いで2種類。ドットとバーを組み合わせた往年のスタンダードタイプと、一部に3・6・9を使用した軍サブタイプである。もちろん1950年代のものを復刻したアウトラインオリジナルのリベットブレスがセットされており、レトロ感がぐっと際立った魅力的な作りだ。

【SPEC】
・型番:(右)Ref.YK20223-1(ドットタイプ)、(左)Ref.YK20223-2(3・6・9タイプ)
・素材:316Lステンレススチール(ブレス:304ステンレススチール)
・サイズ:ケース径40mm、ケース厚15.75mm(サファイアクリスタルのドーム形風防の3mmを含む)
・防水性:10気圧防水(日常生活防水)
・駆動方式:自動巻き(セイコーエプソン製 Cal.YN55A/22石/毎時2万1600振動(日差-25秒+35秒)/最大巻き上げ時約40時間パワーリザーブ)
・希望小売価格:各6万6000円(組み立て:日本)
・保証期間:1年間

児島ジーンズの協力の下“クラッシュデニムベルト”を開発。今回ネイビダイバーのオプションとして販売中

クラッシュデニムベルトをネイビーダイバーに装着

 今回はもうひとつお知らせが。人気ジーンズメーカーのひとつ“児島ジーンズ”の全面協力を得て、アウトラインではリベットブレス、バンブーブレスに続く第3弾として児島デニムを使った腕時計用ベルト「クラッシュデニムベルト」を開発した。

 ダメージ加工はすべて手作業で行われているため、製造本数は500本とあまり多くはないが、それらはひとつとして同じものはない。この点も本作の大きな味わいと言えるだろう。

 また、使えば使うほどに味わいが増してくるのも本物のデニムの良さである。そのため、色合いも濃すぎず薄すぎず、色落ち加減についても使うほどに味が出るように程よい濃さのネイビーブルーに仕上げてもらっている。

・型番:Ref.YK20224CD
・素材:(表材)国産・児島デニム (裏材)天然皮革
・ サイズ:ラグ幅20mm/長さ:(剣先側)115mm、(尾錠側)75mm/厚さ3mm
※ラグ幅20mmの時計に対応しています。よってアップルウォッチに装着する場合も20mmタイプのアダプターをご使用ください。
・ 希望小売価格:1万3400円(バネ棒付属)
・ 製造本数:500本

当Watch LIFE NEWSオンラインSHOPにて販売中!

 

菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

-OUTLINEニュース, クラウドファンディング, 小スライド, 編集部セレクション, 連載記事, @kikuchiのいまどきの時計考
-, , ,