日本未上陸ブランド 話題のトピックス

【30万円台でフライバッククロノを展開】50年代の名作クロノ“タイプ20”を忠実復刻した、エイラン(AIRAIN)に注目

【編集部の注目モデル】
Airain(エイラン)
タイプ20 ブラウンリミテッドエディション


 フライバック機能付きの手巻きコラムホイール クロノグラフやカウントダウンベゼルなど、1950 年代に製造されていたオリジナルのタイプ 20 をデザインと仕様の両面で細部に至るまで忠実に再現している限定モデル。


 アンティーク感を醸し出すドーム型のヘサライトクリスタル風防で保護された文字盤は、経年変化でブラックからブラウンにエイジングした色調を表現しており、50 年代のオリジナルと同じアラビアインデックスと、二つの インダイアルを配置。インデックスには手作業でスーパールミノバ が塗布されているが、こちらも文字盤と同じく日に焼けて退色した発光素材を思い起こさせるように慎重に色合いが調整されている。


 ケースサイズは堅牢性やバランスを考慮してオリジナルよりも1.5mm大きい、39.5mmとなっているが、魅力は損なわれていない。ムーヴメントはラ・ジュー・ペレ社と協力して開発したキャリバーAM1を搭載。手巻き式コラムホイール クロノグラフ、フライバック 機能、60時間のパワーリザーブを備えており、30万円前後の価格帯のクロノグラフ としては、驚くほどコストパフォーマンスの高い仕様であると言えるだろう。


 エイランの創業年である1934年を記念した134本限定製造で、販売価格は2314ユーロ(約33万円)だ。


【編集部の注目モデル】
Airain(エイラン)
タイプ20 リ・エディション


 限定モデルとは別に、レギュラーのタイプ20シリーズとして、ブラック文字盤を採用したモデルが2モデル(ブラウンスエードストラップのモデルとブラックスエードストラップのモデル)がラインナップされており、販売価格はいずれも 2149ユーロ(約31万円)となっている。


Airain Type 20 Re-Edition
ブラックスエードベルト


Airain Type 20 Re-Edition
ブラウンスエードベルト

 2022年12月現在、残念ながらタイプ20はブラック文字盤、ブラウン文字盤ともには完売しており、オンライン登録で入荷通知を待つ必要がある。出荷前で運が良ければキャンセル待ちで入手できる可能性もあるため、気になった方は、こまめに公式サイトをチェックしてみることをおすすめしたい。


》Airain(エイラン)公式サイト
https://www.airain.com/


文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。

https://www.instagram.com/spherebranding/

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