【01_塗り:画像をクリックして拡大】しっかりと濾(こ)して不純物などを取り除いた漆を土台となる文字盤に塗っていく作業。この漆の土台に貝を接着していくのだが、適度な厚さで均一に漆を塗ることが重要で、その後の仕上がりが左右される |
【02_貝を砕く:画像をクリックして拡大】漆を塗り重ねた文字盤に貼り付ける貝を細かく砕く作業もすべて手作業で行われる。貝はそれぞれ色合いが異なるが、内側にある輝きを放つ部分を見つつ、薄く加工した貝を大小バランス良く細かく砕いていく |
【03_貝の貼り付け:画像をクリックして拡大】色も形も様々な貝を、職人の感覚で漆を塗り重ねた文字盤にバランスよく貼り付けていく。中心から少しずつグラデーションになるように色と形を調整して貼り、最後は細かいフレーク状の貝を粉筒で蒔きつけていく |
【04_塗り込み:画像をクリックして拡大】貼り付けた貝の上から、もう一度、漆を塗り重ねていく作業。ただ貼り付けただけでは美観が伴わないため、漆と貝の輝きが一体となった螺鈿細工を作り出すために、貝と貝の隙間を埋めていく工程だ |
【05_研ぎ:画像をクリックして拡大】塗り重ねた漆をしっかりと乾燥させた後、表面を研いで貝の表情を出していく。この工程で漆と貝が平滑に一体となって輝く。研ぎすぎても貝が削れてしまうため、職人の感覚で行うとても繊細な作業 |
【06_拭き漆・磨き:画像をクリックして拡大】“墨色”だけに追加している工程。通常貝の上から色をのせることはないが、“墨色”の螺鈿を実現するために、実験的な試行錯誤により調整した漆を極薄く塗り重ね、磨きを加えることで、落ち着いた輝きの“墨色”が誕生した |
【問い合わせ先】
Maker's Watch Knot(メーカーズ ウォッチ ノット)
TEL.0800-555-7010
文◎船平卓馬(編集部)
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