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スイスの時計ブランド、ジラール・ペルゴが“ロレアート アブソルート クロノグラフ8Tech”を発表した。1791年創業のジラール・ペルゴは、今なお活動を続けている高級時計マニュファクチュールとして最古の部類に位置し、目の肥えた時計好きから高い評価を得ている。同社は1975年発売されたロレアートを基に、2019年に非常に現代的なロレアート・アブソルート コレクションを発表しており、この特別なコレクションで最先端の素材を探求し続けてきた。今回、発表された“ロレアート アブソルート クロノグラフ 8Tech”は、このロレアート・アブソルート コレクションの最新モデルであり、マニュファクチュールとして培ってきた専門知識が最大限に活用されたモデルと言える。
ロレアート アブソルート クロノグラフ 8Tech
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》ハイテク素材を採用した八角形のベゼルトケース
ケースの直径44mmのロレアート アブソルート クロノグラフ8Techは、ハイテク素材のハウジングによって信じられないほど軽量でありながら、大きな存在感を手元で放ち、日常使いに大切な優れた着用感を実現している。八角形のベゼルとケースには、革新的な技術である“8Tech”で製造されたカーボンとチタンの複合素材が採用された。素材は樹脂を含浸させた一方向の非編み込みカーボンファイバーで、軽量のチタンパウダーと結合させることで厚さわずか 0.05mmの非常に薄い層状にしている。業界で初めて、この層を異なる向きで重ね合わせて“スタック”を形成してから八角形にカットしたのだ。このハイテク素材を用いることで、スチールの5分の1以下の軽さでありながら同等の強度と剛性を備え、興味深いことに、この素材はダマスカス鋼を思わせる波状の外観を備えているのも特徴となっている。
》層状の下を見せる文字盤の造形にも注目
文字盤はサンドイッチ構造で、表はサンドブラスト加工にケースとベゼルの色調を反映したグレーのグラデーション仕上げを施している。設けられている開口部からはグレード 5チタン製の下の層が部分的に覗いており、インデックスの役割を果たしていると同時に、先端の長方形部分には蓄光塗料が塗布されているため、暗い場所でも白く発光して視認性が高い。文字盤には4時と5時の間の日付け表示に加え、サンドブラスト仕上げの3つのカウンターが配されている。チタンのグレーの色調に合わせたバトン型の時針と分針には蓄光塗料(白色発光)が塗布され、くっきりした分目盛りとクロノグラフの細身のセンターセコンドは経過時間を見やすく示す。独特の質感とカラーは文字盤に奥行きを感じさせ、比類のない視認性と現代的な外観を実現している。
》職人技で仕上げを施した自社製ムーヴメント
ムーヴメントは自社製のCal.GP3300-1058を搭載している。419個の部品で構成されたこの自動巻きムーヴメントは、1979年から受け継いできた伝統的な技術を駆使したコート・ド・ジュネーブ、面取り、ストレートグレインといったすばらしい仕上げを施している。超現代的でありながらも、伝統的な職人技を誇るコレクションとなっている。ベルトはファブリックのような風合いが特徴的な、グレーのステッチ入りのブラックラバーが採用された。ロレアートの伝統に則ってケースに一体化されているため快適な装着感が得られ、長さを微調整できるシステムもよって、手首に最適にフィットさせることが可能である。
本モデルは2023年10月頃より、世界中のジラール・ペルゴ正規販売店で購入が可能だ
【問い合わせ】
ソーウインドジャパン
Tel.03-5211-1791
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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