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【葛飾北斎の浮世絵がスイスの高級時計に!?】ジャガー・ルクルト、北斎画を取り入れた“レベルソ・トリビュート・エナメル”を発表

創世期からアジアのモチーフを採用しているジャガー・ルクルトが、日本で最も有名な19世紀の浮世絵師“葛飾北斎”の作品“諸国瀧巡り”を複製したエナメル細密画が装飾された二つのニューモデルを発表した。

【“レベルソ・トリビュート・エナメル”葛飾北斎 諸国瀧巡りの画像をもっと見る】

今回発表された作品のベースになったのは、芸術と文化の世界に対するジャガー・ルクルトのビジョンを体現する新たなタイムピース“レベルソ・トリビュート・エナメル”。マニュファクチュールに結集した才能の披露や、クリエイティブな表現のためのキャンバスとして製作されたアーティスティックなモデルだ。

細密画の複雑さとのコントラストを生み出すため、文字盤はシンプルで控えめなスタイル。ただし、ファセット加工のアプライド アワーマーカー、ドーフィン針、レールウェイミニッツトラックを“レベルソ・トリビュート”の特徴はすべて備えているうえ、背景には手作業で8時間以上の時間をかけたギョーシェ装飾が施されている。

そして、レベルソ・トリビュート・エナメルの初のモチーフに選ばれたのが、日本が誇る19世紀の浮世絵師・葛飾北斎の2作品。複製された2つの作品は、北斎が1831~33年にかけて日本の本州の各地を訪れて名瀑を描いた8枚揃いのシリーズ木版画“諸国瀧廻り”の中の2枚、“木曽海道小野ノ瀑布”と“和州吉野義経馬洗滝”で、日本の巨匠へのオマージュを示しながら、ジャガー・ルクルトの精神に内在する自然への深い愛を反映して選択されたという。

本作のケースバックには、800度で焼成されたエナメルが少なくとも14層重ねられており、その上に描かれた細密画には仕上げにジュネーブ技法を使用。北斎のオリジナルの色使いをまったく異なる手段で再現するという技術的偉業に加え、オリジナルの約10分の1のサイズであらゆるディテールが正確に追及されている。そのレべルは、オリジナルの上部に小さく描かれているキャプション(作品名など)まで完全に読み取ることができるほどである。

芸術と文化の世界に対するジャガー・ルクルトのビジョンを体現し、マニュファクチュール内の工房に結集された才能を披露するキャンバス“レベルソ・トリビュート・エナメル”には、細密画、ギョーシェ装飾、グラン・フー・エナメル技巧など、多くの職人技がつぎ込まれた芸術品と言えるタイムピースであり、生産本数はごくわずか。今回選ばれたモチーフ“木曽海道小野ノ瀑布”と“和州吉野義経馬洗滝”のモデルもそれぞれ世界限定10本のみとなっている。価格はどちらも問い合わせだ。

 

【問い合わせ先】
ジャガー・ルクルト
TEL.0120-79-1833

 

文◎Watch LIFE NEWS編集部

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