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【ドイツ時計を象徴する人気ブランド、ユンハンス】時代を超越するデザインの魅力

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古くから時計産業で栄えた、ドイツ南西部に位置するシュヴァルツヴァルトで創業したユンハンス。長い歴史をもつ同社の持ち味のひとつが洗練されたデザインだ。

創業は1861年、160年以上という長い歴史のなかで、時計製造における数々の革新的技術を生み出してきた同社だが、“デザイン”の分野においても大きな足跡を残している。

なかでも高く評価されるのが、建築家、画家、彫刻家と幅広いジャンルで活躍し、“バウハウス最後の巨匠”とも呼ばれたマックス・ビルが1956年にデザインを手がけたキッチンクロックにはじまる、“マックス・ビル”コレクションである。


バウハウスの哲学をウオッチデザインに落とし込んだ先駆者でもあったマックス・ビル。当時、ウルム造形大学の初代学長でもあった彼が手掛けたデザインは、ほとんど姿を変えずに現行のマックス・ビルコレクションとして展開されている。シンプルで奇をてらったところがないミニマルなデザイン。それでいて全体のバランスが美しく、生活のなかにもすんなりと溶け込むマックス・ビルの時計は、まさにバウハウスの目指した精神を体現するものだろう。

現在ユンハンスでは、このマックス・ビル以外にも様々なコレクションを展開するが、その大半がモダニズムを感じさせる洗練されたデザインにまとめられており、時代に左右されない不変な魅力を備えている。


【デザイン界に大きな影響を及ぼしたバウハウスとは?】
ドイツ・ワイマールで1919年に設立(後に移転)されたデザイン学校。合理性や機能主義を理念として掲げ、機能と形態を結びつけて体系的に教える、世界で初めてのデザイン学校であった。わずか14年という短い期間しか存続しなかったが、後に世界中のプロダクトデザインに大きな影響を及ぼした。


■Ref.59/7201.00。SS(39.5mm径)。5気圧防水。クォーツ(Cal.J110、電波ソーラー)。26万9500円

ユンハンス
マイスター・ファイン・クロノスコープ・メガソーラー

精巧さと美しいスタイルを兼ね備えるモデルとして、1930年代に誕生した“マイスター”は、今日ユンハンスのアイコン的なコレクションのひとつだ。本作はその伝統的な意匠を受け継ぎながらも、独自のメガソーラームーヴメントを搭載し、優れた機能性を併せもつ。洗練されたケースや球状のサファイアクリスタル風防など、外装も高品質な仕上がりだ。


搭載するCal.J110は審美性も追求されている。なお本作では、“カレンダー”と“クロノグラフ”の二つのモードをプッシュボタン操作で容易に切り替えられる。文字盤の上部(12時位置)のインダイアルは、前者の場合にはポインターデイトとして、後者の場合には60分積載計として機能する仕組みだ。


■Ref.59/2326.02。TI(38mm径)。5気圧防水。クォーツ(Cal.J101.85、電波ソーラー)。24万2000円

ユンハンス
マックス・ビル メガソーラー バウハウス

1961年にマックス・ビルがデザインした時計を再現しつつ、現代にアップデート。外装に軽量なチタンが用いられているほか、電波ソーラームーヴメントを搭載し、極めて正確な時刻を可能にしている。本作では現存するバウハウスのデッザウ校舎を彷彿とさせるカラーリングが採用されている。


裏ブタにはデッサウ校舎のモチーフがあしらわれる。同校舎の外壁がガラス張りのカーテンウォールで作られていることから、本モチーフでも一部をシースルー仕様としており、そこからムーヴメントを見ることができる。


■Ref.27/4371.01。SS(42mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.J880.1)。53万9000円

ユンハンス
フォームAクロノスコープ

ユンハンス伝統のミニマルデザインをベースとしつつ、人間工学的なアプローチを融合したフォームコレクション。文字盤はわずかに傾斜を付けたすり鉢状のフォルムを採用することで、インデックスと針との距離を詰め、視認性を高めている。インデックスと同色のベルトを組み合わせた、グレー、オレンジ、イエローの3種が展開される。

ブラックのケースと文字盤に、印象的なカラーインデックスを組み合わせるという大胆な配色を採用し、ダイナミックな印象を強調したフォームコレクションの最新作。先進的でアーバンスタイルにマッチする意匠に仕上がっている。

 

【問い合わせ先】
ユーロパッション
TEL.03-5295-0411


※以下の店舗でも取り扱いを実施

タカシマヤ ウォッチメゾン 東京・日本橋
TEL.03-6262-5977

エルサカエ金澤本店
TEL.076-216-8888


文◎堀内大輔(編集部)

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