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再現度がすごい、ターンテーブル型腕時計【日本人デザイナー“安藤悠”が創設】フィンランドの新鋭“AndoAndoAndo”の新作

AndoAndoAndo(アンドウアンドウアンドウ)はフィンランドの首都、ヘルシンキを拠点とするマイクロウオッチブランドだ。実は2023年に記事で取り上げたことがあるのだが、その後も魅力的なコレクションを拡充していたため、今回、改めて新作をクローズアップしていく。

AndoAndoAndo_about

まずは、 AndoAndoAndo(アンドウアンドウアンドウ)について。同ブランドは日本人のデザイナー、安藤悠氏によって2020年に設立された。大学時代に環境デザインを専攻した安藤氏は、日本とフィンランドの両国でデザイン関連のプロジェクトに携わった後、自身の時計をデザイン・製作したいという思いからデビューモデル“A-1 オートマチック・ウオッチ”のラフデザインを2019年に作成し、このデザインスケッチから、プロトタイプを製作してデザインのアップデートさせていった。

20年、安藤氏は自身の会社“アンドウアンドウアンドウ”を創設し、ファーストコレクションでありA-1 オートマチック・ウオッチの生産を開始。 デビューモデル以降も意欲的に新作をいくつも発表し、そのラインアップはますます拡大しているのだ。

今回は、アンドウアンドウアンドウの最新モデルのひとつ、“ヴァイナル・レコード・ウォッチ”紹介する。

 

【画像】全部で3色、“ターンテーブル型腕時計”を別アングルで見る


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AndoAndoAndo(アンドウアンドウアンドウ)
ヴァイナル・レコード・ウォッチ

安藤氏によれば、最初の時計“A-1 オートマチック・ウオッチ”をデザインした際は実用性を重視し、“時間を確認するための道具”を目指していたという。それに対して、新作の“ヴァイナル・レコード・ウォッチ”は、より個性的で遊び心のあるデザインが目を引きつける。

 

【画像】全3色展開、“ヴァイナル・レコード・ウォッチ”を見比べる

“ヴァイナル・レコード・ウォッチ”というモデル名が示すように、モチーフとなったのはレコード。音楽好きの間では伝説とされるテクニクス(パナソニック)のターンテーブルSL-1200からデザインのインスピレーションを得ている。

1972年に登場したこのターンテーブルは、DJが求める多くの機能を備えていた(例えば、強力なトルクと安定した回転により、ビートマッチングやキューイングが容易かつ迅速に行えたほか、ピッチ調整ダイヤルを用いてBPMをコントロールすることができた)。72年のデビュー以来、幾度かのバージョンアップを経て、現在に至るまで世界中のDJのスタンダード・ターンテーブルとして愛用されているのだ。

一見、時刻をどのように読むのだろうと考える読者もいるかと思うが、時間は時計中央のレコードレーベル型回転ディスク(ディスク上の“A”の文字で判断)、分はトーンアーム型の針が示している。 例えば、下の画像に表示されている時刻は、およそ10時52分となる。

andoandoando_dial

ケースサイズは41mmで、厚さ10.7mm。ステンレススチール製で、サファイアクリスタル風防を装備して5気圧防水を備えている。 ムーヴメントはシチズン傘下のムーヴメントメーカー、MIYOTA社のプレミアム機に位置付けられているCal.9039を搭載。毎時2万8800振動で、精度は日差-10〜+30秒と、日常使いの機械として申し分ないスペックだ。

vinyl-record-watch_box

2025年3月現在、AndoAndoAndo(アンドウアンドウアンドウ)の公式ウェブサイトで予約受付中。3色のカラーバリエーションの展開で、本革ストラップにリサイクル可能な厚紙パッケージに収められており、販売価格は日本円で約6万3200円だ。

 

》AndoAndoAndo(アンドウアンドウアンドウ)
公式サイト
https://andoandoando.com


文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。

https://www.instagram.com/spherebranding/

 

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