ダウンサイジングブームが続き、各ブランドから続々と小振りなサイズ感のモデルが発売されている時計業界。シンプルな二針、三針モデルなどはもちろん、複雑機構搭載モデルなどでもケース径38mmほどの時計が散見されるようになった。
しかし、人気のクロノグラフやダイバーズウオッチはデザインや機能、搭載ムーヴメントなどの関係もあり、いまだケース径40mm以上が大半。30mm台のモデルをお探しの手首の細いユーザーも少なくないだろう。
そこで今回は、ともにケース径38mmのクロノグラフとダイバーズウオッチをフォーカス。高いコストパフォーマンスも魅力の注目モデルを紹介する。
【画像】小ぶりケースが魅力のクロノグラフ&ダイバーズウオッチ
【注目の小ぶりクロノグラフ】

■Ref.PIKGB9。SS(38mm径)。5気圧防水。メカクォーツ(Cal.SEIKO VK64)。13万4200円
Furlan Marri(ファーラン・マリ)
サッビア・ローザ
魅力的なメカクォーツコレクションを展開する日本新上陸ブランド、ファーラン・マリの一作。
本モデル“サッビア・ローザ”の38mmケースにはローズゴールドPVDメッキが施され、シャンパンカラーの文字盤と絶妙な味わいを見せる。プッシャーはアンティークウオッチに見られるタスティ・トンディ(丸いボタン)スタイルを採用。先端がカーブしたクラシカルな針を備えるなど、アンティークからインスパイアされた意匠で統一されている。
手抜きのない丁寧な作り込みで非常に高い質感ながら13万4200円という手が届く価格が魅力。同価格でバラエティ豊かな4モデルが展開されているのも必見だ。
【問い合わせ先】
Chrono24(クロノ24)
TEL.03-5148-2174
【注目の小ぶりダイバーズウオッチ】

■Ref.32077A01。SS(38mm径)。200m防水。自動巻き(Cal. SOPROD P024)。19万2500円
Nivada Grenchen(ニバダ・グレンヒェン)
アクアマー(ストーングレー)
1960年代後半に誕生した歴史的ダイバーズウォッチを現代に蘇らせた、ニバダ・グレンヒェンの注目モデル。
南極探検(Antarctic)シリーズのDNAを受け継ぎ、ヴィンテージの魅力とプロフェッショナル仕様のスペックを融合した本格派で、最大の特徴はサンドイッチスタイルの文字盤による革新的なデザイン。
下層の文字盤ディスクには二つの異なるスーパールミノバが塗布されており、ディスクは24時間で1回転する。日付が変わるとインデックスの仕様が変化するため、ひとつの時計でホワイトとヴィンテージベージュ、二つのインデックスを楽しめるのだ。
ムーヴメントにはスイス製の“SOPROD P024”を搭載。カラーバリエーションは上写真のストーングレーのほか、グラファイトブラック、ジーンブルーの3色が展開されている。
【問い合わせ先】
エイチエムエスウォッチストア 表参道
TEL.03-6438-9321
文◎市村信太郎
【過去連載記事もチェック!】
■【10万円以下、本格スペックの実力派も】ユニセックスに楽しめる!ドイツブランドの注目ウオッチ|性別の垣根を超える腕時計 No.024
■【オメガ、IWC、ロンジンほか、ロレックスにも搭載!?】薄型高級汎用キャリバーの名手、フレデリック・ピゲ“Cal.21”の功績|性別の垣根を超える腕時計 No.023
■【セイコーほか、10万円以下も】薄型軽量&シンプルな意匠が魅力的!“アンティークドレスウオッチ”のすすめ|性別の垣根を超える腕時計 No.022