2026年2月に発表され、先日4月24日(金)から発売が開始されたグランドセイコーのクォーツモデル。人気の“雪白(ゆきしろ)”モデルをベースに、9Fクォーツ史上最小・最薄を実現した意欲作は、33mm径の絶妙なサイズ感のユニセックスモデルとしても大きな注目を集めている。
2005年の初登場以来、グランドセイコーを象徴するデザインとして長く支持されてきた雪白パターン文字盤はファンにはお馴染みの定番デザインだが、本作はブランド最高峰の9Fクォーツムーヴメントを小型化した新キャリバー“9F51”を搭載している。

■Ref.SBGX359。SS(33mm径、9.1mm厚)。10気圧防水。クォーツ(Cal.9F51)。44万円
今回は、“雪白”ダイアルと“雪白ブルー”ダイアルの2モデルを展開。
雪白ダイアルには特殊な銀めっき加工が施され、白い塗料を使わずに雪の質感を再現。光の当たり方によって陰影が際立つ仕上げとなっている。さらにブルースチールの秒針を組み合わせることで、より陰影が強調され、視認性も高められている。

新開発クォーツ”Cal.9F51”は年差±10秒という超高精度はそのままに、直径を0.6mm小型化することで33mmケースへの搭載を可能にした。
小型化したとはいえ、重い針を駆動させるツインパルス制御モーターや秒針のブレを抑えるバックラッシュオートアジャスト機構、長期使用後に精度調整が行える緩急スイッチなど9Fキャリバーの主要機構はすべて備わっているため機能面にこだわる人にもおすすめできる。

ラグ幅が15mmと、細めに作られているのも特徴だ
本作をユニセックスモデルと定義する理由は、33mm径というサイズ感だけではない。注目すべきはそのラグ幅(ブレスレット幅)である。
通常18〜22mmほどが標準的なメンズモデルのラグ幅だが、本作はなんと15mm。レディースモデルによく採用されるサイズ感なのも大きな特徴だ。ただ、本作は通例メンズモデルに該当する“SB〜”型番なのもあり、純粋なレディースモデルではないことも言及しておく。
ペアウオッチやシェアウオッチとしても、ジェンダーレスに楽しめるサイズ感が魅力のグランドセイコーの注目作。この春からの相棒の候補として、しっかりとチェックしておきたい。
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文◎市村 信太郎
