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アメリカ発祥の老舗時計ブランド“HAMILTON(ハミルトン)”から、“アール・デコ”の伝統と現代技術を融合した新作“クッション メカ”がリリースされた。
クッションケースの独創的なプロポーションを採用し、30mmと34mm、サイズ違いで全6種のバリエーションが展開されている。

■Ref. H36149710。SS(34mmサイズ)。5気圧防水。手巻き(Cal. H-42)16万6100円
HAMILTON(ハミルトン)
クッション メカ 34mm
”アール・デコ”を象徴する幾何学的な意匠、クッションケースの独創的なプロポーションが目を引き付ける”アメリカンクラシック”の新作。ハミルトンの歴史と“アメリカンクラシック”の美学を体現したデザインが目を引き付ける。
1920年代に登場した「クッション」からインスパイアされたデザインが特徴だが、本作はそのなかでも特に個性が際立つ、彫金ケースモデルをモチーフとして採用。
ベゼル、ミドルケースに彫刻を施したケースに加え、文字盤には当時のモデルを再現した手書き風のアラビアインデックスがクラシックな雰囲気を醸し出す。
放射状に筋目を施したサンレイ文字盤など、細部の質感をアップデートして高級感が高められているのも魅力的だ。
【画像10枚】デザイン違いで3種、新作「クッション メカ 34mm」のデザインを見比べる
1920年代製造のオリジナル“クッション エングレーブド”
ミリタリーやアビエーションといったタフで男らしい時計という側面を持つハミルトン。一方で、名作をもとにしたオーセンティックな時計として人気を集めているのが“アメリカンクラシック”コレクションだ。
高精度な鉄道時計、軍用時計として名を馳せたハミルトンは、20年代に入ると一般の人々に向けて腕時計の製造を拡大していったが、この時代の転換点において、“アール・デコ”のデザイン様式を取り入れて、「ボルトン」、「アードモア」、「パイピンク・ロック」などの名作を生み出した。

左が1920年代の“クッション エングレーブド”
新作の「クッション メカ」も、この時代に製造されたヒストリカルモデルを着想源としており、26年に登場した“クッション プレーン”、“クッション エングレーブド”などから意匠を受け継いでいる。最大の特徴は、20年代に隆盛をきわめた“アール・デコ”を再構築したデザインだ。
幾何学的な“アール・デコ”様式の意匠に、有機的でボリュームのあるインデックスやコブラ針が合わさることで、ほかにない個性を生み出している。
上の写真は1920年代製造のオリジナル“クッション エングレーブド”と新作の「クッション メカ 34mm(H36149710)」だが、実際に比較してもらえれば、その再現度の高さが実感できるだろう。
1920年代に流行したアール・デコのデザインを再現
最大の特徴は“アメリカンクラシック”の美学を体現したクッションケースだろう。本作は30㎜と34㎜の2サイズで展開されているが、新開発された手巻きムーヴメントCal.H-42によって、いずれも厚さは8.1㎜に抑えられた。

近年の時計界におけるヴィンテージ回帰や小径時計への潮流のなかでも、男性が違和感なく着けられる36㎜以下の本格機械式時計は珍しい。
小振りで薄型のフォルムに仕上げたことで当時のモデルが備えていた優美な雰囲気を再現し、同時に軽快な着け心地と腕にしっくりとなじむフィット感を実現している。

“アール・デコ”様式を象徴する意匠を随所に確認できる文字盤も魅力的だ。文字盤外周にレールウエイミニッツトラック、その内側に“アール・デコ”スタイルのアラビアインデックス、中央にコブラ針を配置。
いずれも“アール・デコ”期を象徴する意匠だが、なかでもインデックスの存在感は際立っており、手書きで仕上げたような柔らかい質感が、レトロな雰囲気をより際立たせている。
また、文字盤に施された特殊なサンレイ仕上げにも注目したい。文字盤の中央を起点とするのが一般的だが、本作では6時位置のスモールセコンドを基点に採用。
文字盤の下から放射状の筋目を施すことで、まるで照明のように“アール・デコ”の意匠を際立たせる効果を生み出している。光の当たり方で表情を変える繊細な装飾も魅力的だ。
ハミルトンのために新開発“Cal.H-42”を搭載
また、単なる過去の復刻にとどまらず、現代的な実用性を確保しているのも魅力だろう。「クッション メカ」は、全モデルが共通の仕様として、ハミルトンのために新開発された薄型手巻きムーヴメンCal.H-42を搭載しているのだ。

このCal.H-42は薄型ムーヴメントの名機ETA 7001をベースに開発された次世代形の手巻きムーヴメントだ。一見すると古風な手巻きムーヴメントだが、耐磁性に優れたNivachron製ヒゲゼンマイと、エリンフレックス製メインスプリングの採用しており、従来の約45時間を上回る57時間のパワーリザーブを備える。
名作ムーヴメントを範とするシンプルでクラシックな設計を受け継ぎながら、現代の時計に求められる信頼性を兼ね備えているのがポイントだ。
30mmと34mm、サイズ違いでバリエーションを展開
ヴィンテージ感を醸し出すデザインと最新スペックを融合した「クッション メカ」だが、30mmと34mm、二つのサイズで多彩なバリエーションを展開しているのも魅力だ。

■Ref.H36129730。SS(34mm径)。5気圧防水。手巻き(Cal.H-42)。16万6100円
HAMILTON(ハミルトン)
クッション メカ 34mm
34mmモデルは刻印入りケースのほか、刻印のないプレーンケース(シルバーとイエローゴールドPVDケースの2種)をラインナップ。搭載ムーヴメントなど基本仕様を踏襲しつつ、ディテールの違いで、より汎用性の高いモデルに仕上げられている。

大きな違いは2点。ひとつめはケースの意匠だ。刻印のないプレーンケースはいずれも全体をポリッシュ仕上げで統一しており、光を反射する滑らかな仕立てが、クッションケースの立体的造形を際立たせている。
二つ目の違いはインデックスだ。刻印ケースは手書き風のフォントを採用していたが、プレーンケースは、より直線的なデザインを採用。角張ったラインを備えた幾何学的な意匠が、クラシックなデザインに力強いアクセントを加えている。
コブラ針とインデックスにはスーパールミノバが塗布されており、クラシックな佇まいながら視認性にも優れる。流行に左右されることなく、長く愛用できるクラシックウオッチを探している時計好きにとって、見逃すことのできない選択肢となるはずだ。
【画像10枚】34mmと30mmで全6種、「クッション メカ 30mm」のデザインを見比べる
【問い合わせ先】
ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン
TEL.03-6254-7371
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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