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90年代に一世を風靡!再評価が進むカルティエ“パシャ”のグリッド仕様【お宝発見!実機で深掘る昭和&平成レトロ名作 Vol.4】

世界的なヴィンテージブームにおいて、これまであまり日の目を見なかった1980〜90年代生まれのモデルへの注目度も少しずつ高まっている昨今。時計界における80〜90年代は、往年の名門の復活と数々の新興ブランドの誕生を背景にアイコンモデルを多く輩出した時代である。

そこで本連載では、そんな昭和後期〜平成初期のアイコニックな意匠を備えた名作を毎週1モデルクローズアップ。今回は1990年代に一世を風靡したカルティエのパシャの派生モデル“パシャ38グリッド”を紹介しよう。

【実機写真6枚】90年代カルティエの大ヒット作“パシャ38グリッド”


時計専業ではない異業種ブランドも、時計市場の拡大を担う大きな役割を果たした90年代。当時はカルティエとブルガリの2強時代であったが、なかでもカルティエは、フレデリック・ピゲをはじめとする名門の協力を得て特別仕様のムーヴメントを搭載するなど、意匠と機械の両面でワンランク上のクオリティを実現し、時計好きからも高い支持を集めた。

そんな当時に人気を集めたモデルといえば、やはりパシャこと“パシャ ドゥ カルティエ”シリーズだろう。

■YG(38mm径)。100m防水(当時)。自動巻き

CARTIER(カルティエ)
パシャ38グリッド

85年の発売以降、メンズラインの基幹コレクションとして多彩なラインナップを展開しているパシャの派生モデルのひとつ“パシャ38グリッド”(90年代後半から2004年まで発売)。

写真のモデルは、取り外しが可能なフラットグリッドを備えた前期仕様で、ローマインデックスと剣型針を備えた古典的な文字盤の意匠とフラットグリッドの組み合わせにより、上品でありつつ男性的な存在感を主張。ジュエラーであるカルティエらしい装飾的で完成度の高い意匠が生産終了後も根強い人気を獲得している。

【実機写真】特徴的なフラットグリッドを側面から見る


二つのギョーシェを組み合わせたクラシックな文字盤や、ネジまでイエローゴールド製の裏ブタなどディテール面も美しい

放射状と同心円状、二つのギョーシェを組み合わせたクラシックな文字盤に、イエローゴールドのフレームを備えたドットインデックスを配置。インデックスの焼けたトリチウム夜光の風合いが、イエローゴールドと美しいコンビネーションを生み出している。

裏ブタもケースと同じく18金イエローゴールド製。イエローゴールド製のネジで固定されており、無骨さと優美さを兼ね備えた作りが魅力的だ。


パシャ38グリッドは前期と後期で仕様が異なり、90年代に登場した前期モデルはフラットグリッド、2003年頃からの後期モデルはドーム型のグリッドを搭載しているのも特徴。ヴィンテージ感を醸す佇まいがレトロ時計ならではの魅力を感じさせる。

 

文◎Watch LIFE NEWS編集部

 

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