ドイツの老舗高級時計ブランド“グラスヒュッテ・オリジナル”が、“パノマティック・カレンダー”の新作を限定数180本でリリースした。
1845年にドイツのザクセン州の町、グラスヒュッテで設立した“グラスヒュッテ・オリジナル”。本作は180周年を迎えたことを記念した限定モデルとなり、ブランド初となる、アベンチュリン文字盤が印象的な輝きを放っている。
■Ref.1-92-14-01-03-61。Pt（40mm径）。10気圧防水。自動巻き（Cal.92-14）。世界限定150本。552万円2000円
Glashütte Original（グラスヒュッテ・オリジナル）
パノマティックルナ アニバーサリー・エディション
17 世紀にイタリア・ヴェネツィアのムラーノ島のガラス工芸職人たちによって偶然生み出された、アベンチュリンガラス。その特有の鮮やかな色合いと模様は、本作の文字盤に輝きと深みをもたらすと同時に、グラスヒュッテの時計職人たちの指標である、星へのオマージュが込められている。
今から180 年前のグラスヒュッテで時計製造技術が確立されたときに、星の動きは時間を計算するための重要な役割を果たしていた。星が描く正確な軌道は、より正確で審美性が高い時計を製造するための原動力ともなり、今日もなお、同ブランドの時計製造にインスピレーションを与え続けている。
星の輝きを表現した文字盤に左右非対称なレイアウトで配置したムーンフェイズと、日付けの2桁の数字を中央のバーで区切ることなく表示する特徴的なパノラマデイトは、伝統的な職人の技能を継承する“グラスヒュッテ・オリジナル”の現代的な側面を表している。
【画像】アベンチュリン文字盤が美しい、“パノマティックルナ”新作記念限定モデルを別アングルで見る
40mm径のプラチナケースに包み込まれた文字盤は、夜空の星をそのまま閉じ込めたかような質感を備える。文字盤には、スーパールミノバを塗布した細身のホワイトゴールドの時分針がオフセンターに配され、その周囲をソリッドゴールドのインデックスが彩りを添えている。
2時位置の精緻な仕上げがなされたムーンフェイズディスプレイには、ホワイトのMOP(マザー・オブ・パール)の小さな月が姿を現す。文字盤と同じアベンチュリンを用いたミッドナイトブルーのディスクの背景が、文字盤との一体感をもたらし、壮大な夜空の景色を完成させた。
ムーヴメントは、“パノマティックルナ”コレクションでは初となる、最新世代の自社製自動巻きキャリバー“92”を搭載。温度変化や磁場の影響を受けにくいシリコン製ヒゲゼンマイを備え、毎時2万8800振動による精度を実現。約100時間のパワーリザーブで、快適に日常使いができる。
このムーヴメントは、組立てから仕上げ、調整までを一貫して一本一本、自社のマニュファクトリーで製造され、グラスヒュッテリブ仕上げをあしらったガルバニックグレーの3/4プレートのほか、伝統的な装飾・仕上げの数々は、シースルーバックから鑑賞が可能だ。
ベルトは、アベンチュリンの美しい色彩と調和するブルーのアリゲーターレザーベルト、あるいは3種類（ブラック・グリーン・オレンジ）のシンセティックベルトから選ぶことができる。
【画像】限定180本のみ、“パノマティックルナ アニバーサリー・エディション”を別アングルから見る
【問い合わせ先】
グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座
TEL.03-6254-7266
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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