Heinrich(ハインリッヒ)は、ドイツ南西部・シュトゥットガルトを拠点にウォルフガング・ハインリッヒによって設立された独立系マイクロウオッチブランドである。

1970年代生まれで、80年代に青春を過ごしたヴォルフガングは、70年代という時代に強い魅力を感じており、時計史において最も創造性に富んだ年代のひとつと捉えているそうだ。
当時の時計は大胆で個性的、そして独立した存在感を備えていた。現在ではカルト的人気を誇る数々のアイコニックなデザインも、この時代に生み出されたものである。
ハインリッヒでは、そうした70年代特有の独創性を現代的に再解釈し、その時代のデザイン言語を現代の時計へ落とし込んでいる。
時計製造の街、フォルツハイム近郊に位置する同ブランドは、選び抜かれた専門の職人たちと密接に協力する体制を整えており、自社の工房にも数十年にわたり技術を磨いてきたマスターウォッチメーカーが常勤して時計を製造している。
すべてのハインリッヒウォッチはシュトゥットガルトでデザインされ、フォルツハイムにてブランド専属のマスターウォッチメーカーによって組み立てられているのだ。今回は、ハインリッヒのコレクションから二つのモデルを紹介したい。
【画像7枚】プロ仕様200m防水で2種、ハインリッヒのダイバーズウオッチを見比べる
Heinrich(ハインリッヒ)
ヘリコプリオン”バズソー” MKII
ヘリコプリオン“バズソー” MKII( Helicoprion “Buzzsaw” MKII )は、2024年に発売された第2世代モデルで、鋸歯状の特徴的な文字盤デザインが特徴だ。
このデザインは、古代生物であるスパイラルソーシャーク(ヘリコプリオン)と、70年代にユニバーサル・ジュネーブやジャガー・ルクルトなどが手掛けた“バズソーダイアル”ウオッチへの、ブランド独自の解釈である。

円形ヘアライン仕上げを施した文字盤には、外周のミニッツトラックと、サイズが徐々に変化する追加のミニッツマーカーが配されている。
ケースはステンレススチール製で、サイズは40.5mm、厚さは10.5mm(風防含む)。エッジ部分にはポリッシュ加工を施し、縦方向のヘアライン加工を施したステンレス製ベゼルには12本のビス留めが装備されている。
風防は無反射コーティングを施したボックス形サファイアクリスタルを採用。大型のローレット加工入りネジ込み式リューズにより、200m防水が確保されている。
ムーヴメントは、4姿勢調整済みのスイス製自動巻きキャリバー、セリタSW200-1 エラボレを搭載。ビーズ・オブ・ライスブレスレットがヴィンテージテイストを加えている。3色展開で販売価格はいずれも1019ユーロ(約18万8000円)だ。
Heinrich(ハインリッヒ)
タウヒャー・スポーツ
次に紹介するタウヒャー・スポーツ( Taucher Sport )は、ヴィンテージテイストを現代的に再構築したデザインを特徴とするダイバーズウオッチである。
堅牢性、装着感、視認性を兼ね備えており、旅行やアドベンチャーはもちろん、日常のオフィスシーンにも適したモデルとなっている。

コントラストを利かせた70年代風の文字盤デザインが印象的だが、大振りな針、120クリックの逆回転防止ベゼル、大型のネジ込み式リューズなど、実用性もしっかりと考慮されており、細長いアワーインデックス(スイス製スーパールミノバBGW9を塗布)により、どの角度からでも高い視認性が確保されている。

ケースはステンレスケース製で、ブラッシュ仕上げのシルバー仕様と、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングを施したブラックケース&ブレスレット仕様の2種類を展開。
無反射コーティングを施したボックス形サファイアクリスタル風防、大型のローレット加工入りネジ込み式リューズを備え、200m防水が確保されており、ムーヴメントはスイスのセリタ社製自動巻きキャリバー、SW200-1 エラボレを搭載。
ステンレス製メッシュブレスレットが付属(別売りでトロピック仕様のラバーベルトも展開)し、販売価格は989ユーロ(約18万3000円)だ。
【画像7枚】オールブラック“DLC”モデルを拡大、“タウヒャー・スポーツ”を別アングルで見る
》Heinrich(ハインリッヒ)
公式サイト
https://heinrich.watch/
文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。
https://www.instagram.com/spherebranding/
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