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アップルウォッチ用アダプターのバンブーブレスへの取り付け方法教えます。【OUTLINEのアウトライン|no.20】

 現在販売中のアウトラインオリジナル・バンブースレスレットを手持ちのアップルウォッチに取り付けられる、アップルウォッチ用アダプターと取り付け工具が無料で付く限定セットを販売していることをご存じだろうか。最近、これを購入されたお客様のなかに取り付け方がわからないという方がいらっしゃったため、ここで簡単に紹介させていただきたいと思う。

アップルウォッチ用セット内容はバネ棒外し工具と接続用アダプター2個、バネ棒2本だ

 上の写真を見ていただきたい。台形のようなカタチのアダプターは、実はみなさんに送られてくるときは、バンブーブレスレットにはセットされていない状態で届く。そのためご自身でバネ棒外しを使用してバンブーブレスのエンドピースに付けていただかなければならない。

 その際のポイントはというと、アダプターにはアップルウォッチにセットするときに表と裏があるため、まずはそれを間違えないようにすることにある。ではその表裏をどのように見分ければいいのか。いま一度上の写真を見ていただきたい。アダプターには細長い楕円形の三つのゴムパッキンが付いている。そのなかで中央のひとつだけが表と裏では仕様が違う。写真の左側の黒いほうが実は表で、右側のメタル調のほうが裏だ。つまり、この黒い表側のほうをバンブーブレス自体の表側と同じ面になるように装着すればいい。

 そして実際にアップルウォッチに付ける際も注意が必要だ。理由は付ける場所が決まっているからである。上の写真を見るとわかるが、バンブーブレスは写真でいう上側の短いものと下側の長いもの(中央で折り返しになっている)の2種類のパーツで構成されている。上の短いほうに付くアダプターをアップルウォッチの12時側、長いほうを6時側にセットすることで、実際に手首に装着した際に画面の上下が逆さまにならないで正位置に装着できるようになるというわけだ。

 バンブーブレスは1930年代に開発され、梯子のような見た目からラダーブレスとも呼ばれている古典的な時計用のブレスレットである。にもかかわらず最先端のアップルウォッチに付けてもかなりなじんでいてカッコいい。しかもほかの人とかぶらないこともあって実は筆者も愛用している。なかなかいいのでぜひ楽しんでもらえたらと思う。

筆者も愛用しているが、雰囲気もさることながら、ほかの人とはまずかぶることがない点もいい

 なお、アダプターの色はバンブーブレスの色に合わせてシルバーのみとなるため、必然的にアップルウォッチのボディカラーもシルバーのユーザー向けとなるが、ゴールドと合わせても時計でいうステンレスとゴールドとのコンビモデルのようでいいかもしれない。

 また、アダプターのサイズはアップルウォッチのケースサイズに応じて2種類ある。44と42mm用のラグ幅20mmタイプと40と38mm用のラグ幅18mmタイプだ。したがって、必ず手持ちのアップルウォッチのサイズを確認してから申し込んでほしい。

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菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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