良質でコストパフォーマンスに優れた機械式腕時計を展開するオリエントスター。近年、同ブランドのプロダクトは、より豊かな色表現を追求し、デザインにおいても魅力的なものになっている。
オリエントスターの2022年秋冬新作モデル
1951年の誕生以来、良質な機械式腕時計を展開し、多くの時計ファンの支持を獲得してきたオリエントスター。近年、同ブランドのプロダクトは、信頼性の高い機械式ムーヴメントはもとより、より繊細で豊かな色表現をデザインに盛り込むことでその魅力をいっそう高め、ファン層をさらに広げている。先に発表された2022年秋冬の新作群は、まさしく繊細な色表現と長年培ってきた伝統のものづくりが融合した、現代のオリエントスターを象徴するモデルに仕上がっていると言えるだろう。
なかでも特に筆者が気になったのは、昨今同ブランドが力を入れている白蝶貝文字盤を採用した左上の“メカニカルムーンフェイズ”の最新作である。これは、製造拠点のある秋田県で、日本百景にも数えられる田沢湖とそこに浮かぶ月の、春と秋それぞれの情景を文字盤デザインで表現したモデルだ。ともすれば華美な印象が強くなりがちな白蝶貝に、絶妙なグラデーションカラーを施すことによって、神秘的かつ上品な雰囲気を、見事に表現している。
<クラシックコレクション メカニカルムーンフェイズ>
本来あるオープンハートを廃して、グラデーション塗装を施した魅力的な白蝶貝文字盤の美しさを強調したメカニカルムーンフェイズの新作。“晩秋”をイメージし、グレーグラデーションを施した本モデルのほか、新緑をイメージした公式オンラインサイト限定モデルが展開される。
■Ref.RK-AY0113A。SS(41mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.F7M65)。21万4500円
■Ref.RK-AY0114A。公式オンラインサイト限定。21万4500円
【問い合わせ先】
オリエントお客様相談室 TEL.042-847-3380
https://orientstar-watch.com
構成・文◎堀内大輔(編集部)/写真◎笠井 修
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