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【SEIKOメカクォーツ×逆パンダ】手頃でカッコいい古典顔クロノグラフはやっぱりこれでしょ!

人気の逆パンダダイアル(アウトライン パイロットクロノ20thリミテッド)

“メカクォーツ”という言葉を聞いたことがあるだろうか。これが時計好きの間で再認識されるようになったのは5〜6年ぐらい前だっただろうか、アンティークウオッチ愛好家が立ち上げた時計ブランド“ダンヘンリー”の古典クロノを模したコレクションに日本でも注目が集まり、それがセイコー製のメカクォーツを搭載し、驚くような低価格で販売されていたことからだったように記憶している。

その後も2019年に設立されたスイスの新興ブランド“ファーラン・マリ”もセイコー製のメカクォーツを採用し1930〜40年代のパテック フィリップのクロノグラフから着想を得て作った同社初のコレクションが、何と時計業界のアカデミー賞とも呼ばれる2021年ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHG)で低価格帯の部門で受賞し注目を浴びたことも大きく影響した。このようにどちらかというと日本より海外メーカーに人気の日本製クォーツムーヴメントと言えるかもしれない。

2021年GPHGで入賞したファーラン・マリのMrグレー

そもそもメカクォーツとクォーツのどこが違うのかというと、秒針(クロノグラフの場合はクロノグラフ計測秒針)が一般的なクォーツ式の1秒毎に動くステップ運針ではなく、機械式ムーヴメントのごとくスムーズに動くスィープ運針するようにあえて設定してあるところだ。加えてセイコー製の場合は、クロノグラフ計測秒針をリセットする際に、機械的にゆっくり帰針するのではなく、自動巻きクロノグラフなどのように瞬時に帰針するというのも大きな違いだ。

そんなメカクォーツを搭載したモデルの中から今回は、通称逆パンダダイアル(リバースパンダとも)と呼ばれるデザインを採用した3種類のクロノグラフウオッチをピックアップしてみた。しかも、古典的な雰囲気を強める横二つ目タイプだ。

デイトナに採用された通称パンダダイアル。写真はデイトナの第3世代

ちなみに“パンダダイアル”とは、白文字盤に計測カウンターなどのインダイアルだけに黒を採用したもので、コントラストを強めた文字盤デザインのことである。これはカーレースのチェッカーフラッグの色使いをモチーフにしたデザインという説もあり、ロレックスの初期の手巻きデイトナにも採用され人気を博した。

つまり、これが目のまわりが黒いパンダと同じことからこう呼ばれるようになったというわけだ。“逆パンダ”とはその逆で黒文字盤に対してインダイアルに白を採用したタイプのこと。どちらが人気なのかは正直わからないが、筆者的には、逆パンダダイアルのほうが、黒文字盤ベースということから全体が引き締まった印象になるためオススメである。

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