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【20万円台でコスパ最強か!? 価格破壊トゥールビヨン最新作】ドイツ発、ヴァルドホフのメトロポリスを実機レビュー

機械式時計の複雑機構のなかでもその独特の機能美から特に人気が高いトゥールビヨン。200年以上前にブレゲの創業者であるアブラアム=ルイ・ブレゲによって開発された古典機構であり、テンプを動かすことで姿勢差で生じる重力の負荷を相殺し、精度を高めることを目的としている複雑機構の代表格だ。一般的に、高額なイメージが強いが、近年は専業のサプライヤーが登場したこともあり、手の届くミドルレンジの価格帯でトゥールビヨンを扱うブランドが数を増やしている。

ストーヴァで時計師として働いていた経歴をもつマンフレッド・スタルクが2015年にドイツのフォルツハイムで創設した“ヴァルドホフ”は、そんなデイリーユースできるトゥールビヨンのなかで、独自の存在感を放つ注目ブランドだ。トゥールビヨンムーヴメント自体は、中国の専業メーカーから供給を受けているが、他社と大きく異なるのが、企画立案、品質管理をドイツで行っているという点。同価格帯の安価なトゥールビヨンに比べて品質の高いモデルをラインナップしている。

今季はバロック調のスケルトン文字盤が特徴の“メトロポリス(代表作であるインペリアルの後継機)”、ダマスカススチールを文字盤に採用した“コンチネンタル”という、二つのモデルを新たに日本市場に投入しているのだが、今回は“メトロポリス”に注目して、実機レビューをお届けしていく。


【今回の実機レビューモデル】
WALDHOFF(ヴァルドホフ)
メトロポリス

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■素材:316Lステンレススチールケース(サファイアクリスタル風防)、レザーベルト
■サイズ:ケースサイズ41mm(ラグ上限幅48mm)、厚さ11.5mm
■防水性:3気圧防水
■ムーヴメント:手巻き(Cal.Hangzhou3452)72時間パワーリザーブ、2万8800振動
■搭載機能:時刻表示/トゥールビヨン
■価格: 35万8000円(予価)
※マクアケ先行発売では23万2700円(最大35%OFF)

“メトロポリス”はクラウドファンディングサイト国内最大手のMakuake(マクアケ)で、7月末〜8月初旬に先行発売を予定している。早割として最大35%OFFの特別価格で手に入れることができるため、気になった人は公式サイトで動向をチェックしていただきたい。


【ヴァルドホフ:メトロポリスの実機レビュー動画を見る】

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