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小スライド 日本未上陸ブランド

レンズの絞り構造を忠実に再現【まるで本物の“カメラ”のような機械式ウオッチ】未上陸ブランド“Artra Designs”に注目

香港に拠点を置く“Artra Designs(アートラ・デザイン)”は、写真家、建築家、プロダクトデザイナーの情熱的なグループによって2018年に設立されたマイクロブランドだ。

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アートラ・デザインの当初のビジョンは、光学技術と写真への情熱を融合させ、写真愛好家のための製品を生み出すことだった。

同社の最初の製品はレンズおよびカメラ以外の周辺製品であったが、135フィルム誕生100周年にあたる25年、アートラは初めて時計デザインの分野へと進出した。

デビュー作となる“Camera ONE(カメラ ワン)”は、写真の美学と時計の機能を融合させ、着用時には時間と映像の双方を表現するタイムピースだ。写真家の日常使いに適しており、フィルム撮影を実用的にサポートする仕様となっている。

【画像6枚】絞り羽根が開閉する文字盤を拡大、“Camera ONE(カメラ ワン)”を別アングルで見る


Artra Designs_02Artra Designs(アートラ・デザイン)
カメラ ワン

■SS(42mm径)。50m防水。自動巻き(Cal.ミヨタ8N24)。約15万3000円〜17万2000円(2026年10月時点の販売価格)

1878年にさかのぼるヴィンテージのカメラやレンズに着想を得たクラフトマンシップを体現しており、“200年の歴史を持つ写真の世界には、写真家に特化した実用的な時計が存在しなかった”というシンプルな着眼点から開発がスタートした。

アートラはフィルム写真の要素を時計デザインのあらゆる面に丹念に取り入れており、二つの特許を取得した同モデルは、カメラの絞り構造を再解釈した唯一無二の文字盤を備える。

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ケース左上のリューズを回すと絞り羽根が開閉し、その下に半透明の“フィルム”が姿を現す仕掛けだ。絞り羽根が奏でる機械的なリズムは、フィルムの浪漫あふれる黄金時代へと立ち返るかのような情緒を醸し出す。

風防は文字盤を保護する従来の役割を果たしつつ、着用時の一瞬一瞬を捉えるカメラレンズとしての役割も兼ねている。

印象的なレッドドットを備えたリューズの回転リングは、ズームリングとして生まれ変わった。回すたびに時計の部品を調整するだけでなく、光と影のリズムを操ることができ、写真家が完璧な一枚を作り上げるためにレンズを微調整する行為に通じている。

ベゼルのデザインは、露出計を使わずに日中の適正露出を推定する写真の古典的手法“サニー16”の原則に基づいている。

文字盤自体が写真家のためのリファレンスガイドとなっており、シャッタースピードがインナーベゼルを囲み、絞り値(F値)が12時位置に記され、50から800までのISO感度がインナーベゼルに端正に表示される。

この時計を使えば、フィルムで撮影する写真家はフィルム感度ごとに時計の夜光パールを絞り値に合わせ、ISO感度に対応する適切なシャッタースピードをすばやく割り出すことが可能だ。

さらに、象徴的なのがケース側面の被写界深度スケール(DOFスケール)およびローターに描かれている“Horse in Motion(動く馬)”の画像だ。これは1878年に写真史上初めて動く映像を撮影したエドワード・マイブリッジへの、アートラなりの敬意の表れとなっている。

ケースはステンレススチール製で42mm、厚さ12mm。サファイアクリスタル風防を備え、50m防水を備える。

ムーヴメントはミヨタ製の自動巻きムーヴメントCal.8N24を搭載。クイックリリース式のFKMラバーベルトが付属する。

モデルは5種類が展開され、2026年10月時点の販売価格は、約15万3000円から17万2000円である。

【画像6枚】“動く馬”を刻印した裏ブタ&ローターを拡大、“Camera ONE(カメラ ワン)”を別アングルで見る

 

》Artra Designs(アートラ・デザイン)
公式サイト
https://artradesigns.com/


文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。

https://www.instagram.com/spherebranding/

 

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