ドイツ時計の魅力を再考する<ジン>

EZM9.TESTAF

EZM9.TESTAF

ジンのテスタフ準拠モデルで初となる3針タイプ。時計を構成する要素自体は多くないが、針とインデックスは太く、回転ベゼルも幅広のため、その存在感は大きい。文字盤にはテスタフ規格に準拠していることを示す、航空機のマークが入る。
■TI(44㎜径)。20気圧防水。自動巻き(Cal.SW200-1)。63万7200円

 

SINN

ジン

 

TESTAF規格に準拠する航空時計


ひとつのカテゴリーとして確立していながらも、ダイバーズウオッチのように公的な規格が近年は存在していなかったパイロットウオッチに、新しい規格を作ろうと試みたのがアーヘン応用科学大学とジンである。パイロットウオッチのための技術規格として4年の歳月を費やし作成されたテスタフは、ドイツ工業規格であるDINの基準として公的にも認められ、確固たる信頼を得た。

ジンは2013年からテスタフに準拠したモデルのリリースをスタート。そして14年に発表されたのが、この3針タイプのEZM9.TESTAFだ。テスタフでは視認性や操作性、精度に関連する“機能性”、圧力や温度変化、振動などに対する“耐久性”。そして光の反射や装着性などの“安全性と適合性”の3項目で極めて厳格なテストが実施される。EZM9.TESTAFは、もちろんこれら規定をクリアしているだけでなく、ジン独自のテクノロジーも惜しげもなく投入され、高いパフォーマンスを保証したモデルなのである。

EZM9.TESTAFの文字盤
夜光塗料はベゼルの目盛り一つひとつにまで塗布。太めの針とインデックスを採用しているため、暗所でも判読性は高い
EZM9.TESTAFのケース
耐傷性を高めるジン独自のテギメント加工を施したチタン製ケースにサファイアをはめ込んだ回転ベゼルを装備

特筆すべきはテギメント・テクノロジーの技術向上だ。テギメントとは、ケース表面に炭素分子を拡散・浸透させることでセラミックと同等までに硬化。耐傷性を高める独自のテクノロジーだが、それまでスチール素材にのみにしか行えなかった。しかし、技術の向上により13年以降は、テギメント加工がチタン素材にも可能になり、チタン特有のマッシブな質感を生かし、タフな印象がいっそう増している。またチタンを採用することによって軽量化も実現しているため、長時間の着用も意外に気にならない。

テスタフ規格のロゴ

テスタフ規格に準拠したモデルにだけ、文字盤に入れることが許されるロゴ


問い合わせ:ホッタ TEL.03-6226-4715 www.sinn-japan.jp

 

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