【ロレックス】通信 No.059|実機を見た! 2020年新作“オイスター パーペチュアル”のターコイズブルー

 10年ぶりに人気のサブマリーナーがモデルチェンジを果たしたロレックスの2020年新作。にもかかわらず発表直後にSNS上で話題になっていたのは、今回同じくモデルチェンジされた通称“オイパペ”こと“オイスター パーペチュアル(以降オイパペ)”だった。

 その話題の中心になっていたのは、ロレックスらしからぬ派手めの色が採用されたカラフルな文字盤だ。そしてタイミングがよければすでに正規店で買えるのだろう、そんなカラフルなオイパペの写真がかなり早い段階からSNS上に数多く投稿された。

 ということで今回は、そんなオイパペをいち早く手に入れたという時計愛好家の“くろのぴーす”氏に実機を見せていただいた。その感想を簡単に書きたいと思う。

 その前にまずオイパペについてさらっと触れておきたい。当連載のNo.55でも取り上げているが、ロレックスが展開するコレクションのなかで、最もベーシックなモデルで、どちらかというとビギナー向けエントリーモデルという位置付けだ。

オイスター パーペチュアル。Ref.126000。SS(36mm径)。100m防水。自動巻き(Cal.3230)(写真:Rolex)

 オイパペにはもともとノンデイトのオイスター パーペチュアルとデイト付きのオイスター パーペチュアル デイトの2種類があり、2000年代前半まではケース径が34mmと小振りだった。ちょうどデカ厚ブームの時代だったこともあって、セールス的に苦戦したのかはわからないが、デイトは継続されたもののノンデイトタイプだけが一度ディスコンになってしまったのである。それが08年に36mmにサイズアップ(デイト付きは34mmのまま)されて復活。15年からは36mmに加えて34mmと39mmが新たに加わったという流れだ。

 そして今回、新たに発表されたデイト機能の装備しないCal.3230がサブマリーナーに搭載されたことで、同じくデイト表示のないオイスター パーペチュアルも、その新型ムーヴメントへの移行に伴うモデルチェンジが実施されたと思われる。なお、ずっと生産されてきたもう一方のオイスター パーペチュアル デイトは、今回生産終了となりノンデイトに一本化された。

 ただ、残念なことにメンズラインとして、日本人にちょうどよかった39mmが41 mmにサイズアップされて登場。メンズラインは41mmと36mmとなった。ちなみに、ほかに34mm、31mm、28mmと全部で五つのサイズがあるが、Cal.3230を搭載するのはサイズ41と36だけである。

36mmというケースサイズはやっぱり手になじむ大きさ。しかもこういった色味は小振りのほうが嫌味がない

 さて、今回見たオイパペはRef.126000、36mmサイズで文字盤はターコイズブルーという色だ。正直なところ、発表された際の広報写真(ひとつ上の写真)を見たときは「何これ」と思ってしまったが、実機を実際に見てそれは違った。ほかのカラーはどうかわからないが、このターコイズブルーは思いのほか派手さはなく、爽やかな色味でこれがなかなかいい(今回、実機は筆者が撮影。そのため写真の色味は若干違うかもしれないが)。

 このターコイズブルーの雰囲気であれば、週末の遊び時計として1本持っていてもいいかな、と思うぐらい印象は悪くない。ただ、これは筆者の私見だが、もしかすると41mmモデルではなくこの36mm径という小振りなサイズだからこそ、色味と雰囲気がなじんで見えるということも多少はあるのかもしれないと感じた。

 定価は58万8500円と頑張れば手の届く価格。しかもムーヴメントの性能は旧型に比べて格段に向上している。それにもかかわらず旧型の定価と比べてもその差は2万2000円。過熱するスポーツロレックスもいいが、ちょっと視点を変えてオイパペにも目を向けてみてはいかがだろう。もちろん、ブラック、シルバー、ブルーといった日常使いできるスタンダードなカラーも用意されているためご心配なく。

菊地 吉正 – KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。

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