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【差し色に最適】 冬こそ“ブルーダイアル”を楽しもう!|OUTLINEニュース no.59

 気温もグッと下がりいよいよ本格的な冬到来という感じがしてきた今日この頃。そうなるとどうしても厚手のセーターなどを着込んでしまうため、自慢の腕時計の露出も残念ながら少なくなる季節でもある。

 そしてファッション的にみると濃いめの色を選択しがちになるのもこの季節の傾向だろう。そこで提案である。これからの季節のファッションの差し色として、カラーダイアルの腕時計を合わせるというのはいかがだろうか。

 男性からすると公に付けられる唯一のアクセサリーなのが腕時計。さすがに赤系は避けたほうがいいが、ブルー系であれば嫌味はない。ということでアウトラインからブルーダイアルを採用した3種類のアイテムを紹介させていただきたい。

セコンドセッテイング|Ref.YK20222-2BL

Ref.YK20222-2BL(ブルー)。SS(38mm径)。10気圧防水。自動巻き(日本製Cal.MIYOTA9039/秒針停止機能搭載)。限定150本。5万5000円

 1929年にパイロット向け腕時計として製品化された、通称“ウィームス・セコンドセッティングウオッチ”と呼ばれる航空時計。その第2世代機である40年代頃のロンジンをベースに再現。

 最大の特徴は60秒表示目盛りが付いた双方向回転ベゼルと、計測時にベゼルが動いてしまうのを防止するためのロック機構が装備されており、それを操作するための大きめのボタン(4時位置)と時刻調整などを行う通常リューズ(3時位置)の二つを装備した仕様になっている点。

 ベゼルをロックするための止め金具は当時メーカーによって様々あったが、本品はイギリス空軍に納入されたロンジン製に採用されていたものに倣い、両サイドの二つの爪が2カ所で噛み合うしっかりとした構造を再現している。

コンプレダイバー1960|Ref.YK18001-2

Ref.YK18001-2(ネイビー)。SS(40mm径。10気圧防水。自動巻き(日本製Cal.MIYOTA9015/秒針停止機能搭載)。限定150本。4万9500円

 1960年代に開発され、当時ジャガー・ルクルトやロンジンなど名だたるスイスの高級時計メーカーからリリースされていた通称“コンプレッサーダイバー”がモチーフ。

 これはケースメーカーのEPSA社が1955年に特許を取得したコンプレッサーケースを採用した潜水用時計で、ケースにかかる水圧を利用して、水深が増すごとに密閉度を高めるというもの。EPSA社はこれをスイスの各時計メーカーに供給。それによって多くのメーカーでもダイバーズウオッチの製造が可能になったという当時としては画期的な汎用防水ケースだった。

 潜水時間を計測するために必要な回転式スケールを風防ガラスの内側に設けている点もこのケース最大の特徴、2時位置のボタンで操作するとうスタイルなど細かなディテールを、当時の雰囲気を大切にしながら再現している。

>>>次ページで最新作の369ブルースペシャル

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