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【差し色にいかが】 36mm径の古典顔をクラシカルモダンにアレンジした5万円台の人気作|OUTLINEニュース no.81

高級時計の2023年新作モデルも出揃った感があるが、相変わらずカラフルなダイアルが多い、そのため腕時計のカラーダイアルブームはまだまだ続きそうな雰囲気だ。

ということで今週のOUTLINEニュースでは、時計の人気セレクトショップである“チックタック”とのコラボ企画として昨年11月に発売し、一部の色は即完売するなどの人気を博したアウトラインのカラーダイアルシリーズ「369ブルースペシャル」から、ロイヤルブルーを紹介したいと思う。

デザインのベースとなっている「パートナー II 」

369ブルースペシャルのベースとなったのは、「3・6・9」アラビアインデックスが代名詞となっているあの往年の傑作モデルをモチーフに再現した“パートナー II (上の写真) ”である。

このパートナー II は、一瞬アンティークウオッチかと見間違うほどかなり古典的なディテールにこだわって作っている。そのため、そのリアル感を表現するために、ハニカム模様の文字盤を採用し、インデックスや時分針なども艶消しにするなど徹底しているのが特徴だ。

それに対して369ブルースペシャルは、そんなパートナー II とは雰囲気もガラっと変わり、ブルー系カラーを文字盤に採用。かなりトレンドを意識したファッショナブルな雰囲気に仕上げた。

文字盤にハニカムなどの装飾はせずに発色の良いきれいなロイヤルブルーを再現。インデックスや針なども鏡面仕上げを施すことでモダンな雰囲気を強めている。

鮮やかなロイヤルブルー。時計自体の作りがもともと古典的なデザインなのでファッションにも大人っぽく合わせられる

ただ、全体の基本デザインは1960年代のものを忠実に再現しあくまでも古典的な雰囲気。しかも36mm径と小顔ということもあって、ロイヤルブルーといえども大人っぽく、目立ちすぎることは決してない。そのため、筆者のようにある程度の年齢を重ねている人でも十分楽しめる。ぜひ、夏に向けたファッションに差し色として取り入れてみてほしい。

搭載する自動巻きムーヴメントは、シチズン傘下のムーヴメントメーカー、ミヨタの最高機種である9000系のCal.9039を採用。毎時2万8800振動と日本製汎用ムーヴメントのなかでは最も薄型の高性能機だ。

なお、現在当サイトのオンラインSHOPで販売中だ。もちろんチックタックの一部店舗(以下参照)でも販売している。実機が見たい方はぜひ店頭に立ち寄っていただきたい。

アウトライン・369ブルースペシャル

【SPEC】
・型番: Ref.YK20225-2BL
・素材:ステンレススチール(ネジ込み式リューズ)
・サイズ:ケース径36mm、ケース厚13.9mm(ドーム風防の高さ4mmを除くと9.9mm)
・防水性:5気圧防水
・駆動方式:自動巻き(日本製Cal.Miyota 9039 /24石/毎時2万8800振動(日差-10秒+30秒)/最大巻き上げ時42時間パワーリザーブ/秒針停止機能付き)
・希望小売価格:5万5000円(組み立て:日本)
・限定100本
・保証期間:1年間

菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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