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【人気“ペプシ”カラーを再現】絶妙な青赤ベゼルと当時と同じ38mm径のサイズ感がたまらん!【no.113】

筆者が実際に着けるとこんな感じ。ペプシカラーも鮮やかすぎず地味すぎない。特に青の色味はかなりよく表現できたと思っている

昨年スタートした“アウトライン”と全国に40店舗以上を展開する人気セレクトショップ“チックタック(TiCTAC)”とのコラボレーション企画。その第4弾最新作が“アウトライン GMT-1950”である。ズバリ1950年代に誕生し、今日のGMTウオッチの基本形となった傑作がデザインモチーフだ。

そんな“アウトライン GMT-1950”の製作にあたって今回最もこだわったのは回転ベゼル。時計愛好家の間で通称“ペプシ”カラーと呼ばれている青赤に色分けされたツートンベゼルのその色味だ。これは当時、現在時刻の昼夜を視覚的に判別できるように考えられたものである。

ちなみになぜこの青赤カラーが“ペプシ”と呼ばれるのか。誰がつけたのかは知らないが、単純にアメリカの飲料メーカーのシンボルカラーに似ているからだ。

1950年代のようにドーム形プラスチック風防に青赤ツートンベゼルの上部にも透明プラスチックで覆うことで、当時のベークライトベゼルの雰囲気を再現するなど、ベゼルの色味意外にもかなりこだわって製作

「何だそんなことか」と思われるかもしれないが、1950年代当時のものは、このペプシカラーの青と赤の色味によってアンティークの相場価格がかなり上下するほど重要な意味をもつ。今回 GMT-1950を開発するにあたっては、経年変化で過度に退色した色合いにならず、かといって鮮やかになりすぎない。ほど良い感じでアンティーク調に変色した深い色味を再現するため何度もやり直して完成させた。そのため手前味噌だが、かなりいい感じの色合いが再現できたと思っている。

そしてこの回転ベゼルには今回もうひとつこだわった点がある。上の写真をご覧いただきたい。50年代の最初期の個体のベゼルにはベークライトと呼ばれる透明な合成樹脂で覆われていた。実は今回それを再現するべくツートンベゼル上部を透明プラスチックで覆い、当時の雰囲気を再現しているのだ。これによってアルミベゼルだけでは表現できない深い色合いに仕上がっている点も魅力なのである。

そのため、ファッション的にもさりげなくアクセントとなってちょっとしたアイコンとしても楽しめる。

 

12月9日からはチックタック 全店舗で先行発売開始!

さて、発売に先駆けて実施したクラウドファンディング「ウオッチメーカーズ」では、20日間という短期間だったが、予想を超える申し込みをいただいた。ほんと感謝である。そして正式発売は12月16日(土)を予定。チックタック全店とオンラインストアでは一足早い12月9日(土)より先行発売が開始されるため、ぜひその魅力を実機で確かめてほしい。

【アウトライン GMT-1950】
・型番:(左)Ref.YK20234-1PPBK、(右)Ref.YK20234-2PPWH
・素材:(ケース)316Lステンレススチール(ネジ込み式リューズ)、(ブレス)304ステンレススチール、(ドーム形風防ガラス)アクリル樹脂
・サイズ:ケース径37.0mm、ケース厚10.95mm(ドーム風防含む13.0mm)
・防水性:5気圧防水(日常生活防水)
・駆動方式:自動巻き(日本のMIYOTA製Cal.9075/24石/毎時2万8800振動(日差-10秒+30秒)/最大巻き上げ時42時間パワーリザーブ/秒針停止機能付き)
・機能:時針単独可動式GMT機能、24時間表示双方向回転ベゼル
・初回生産本数:各200本
・希望小売価格:99,000円(組み立て:日本)
・保証期間:1年間

アウトライン公式サイト
https://outlinewatches.tokyo/collection/gmt1950

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菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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