数年前まで、時計について何も知らなかった私。「時計に何百万もかけるなんて信じられない…」そんなことも思っていました。
しかし、高級時計に携わる仕事を通して（そして、Watch LIFE NEWS編集長菊地さんからの学びを経て笑）時計の奥深さや、それぞれの方が大切に、思いを込めて時計を所有していることを知りました。「トレンドに流されず、自分のスタイルを持ち、次世代へとつないでいくこと」はとても素敵なことです。
この連載企画では、そんな高級時計の世界に興味を持った20代の私が、素敵な時計を身に着けているおしゃれな人々を紹介します。
本日はモデルの石倉ノアさんの時計を取り上げます。
石倉ノア（Noah Ishikura）
モデル。1996年11月19日生まれ、オーストリア出身。2018年、リアリティー番組『TERRACE HOUSE OPENING NEW DOORS』に出演。21年、モデルの島袋聖南と結婚
時計やハイブランドへの知識が深い若い世代として、各ブランドから引っ張りだこなノアさん。私もお仕事をとおして時計への情熱や人生観を伺ったことがあり、今回改めて取材するのが楽しみです！
沢山持っているのは知っているのですけど（笑）。今日はどんな時計を着けていますか？
「Rolex デイトナ 116518LN イエローゴールド シャンパン＆ブラックです」
めちゃめちゃかっこいい‥！
ノアさんって、結婚指輪ゴールドだったのですね。マッチしていて素敵です！ どんなきっかけで購入したのですか？
「“ロレックスといえば”の1本でもあるデイトナがずっと欲しいと思っていました。ただ人気ということもあり、22歳の時に購入したファーストウオッチ「サブマリーナー ハルク」以降、なかなかお店に通うも出合うことが出来ず…」
サブマリーナーデイトの通称“ハルク”
やっぱり希望の時計に巡り合うのって大変なのですね‥
「はい。息子が生まれてからはバタバタの毎日ではありながらも、成長して歩き回るようになってきて。だんだんと外に出て遊ぶ機会も増えたので、品のあるイエローゴールドと機能性のあるオイスターフレックスがいつか欲しいな～と思っていたところ、息子を抱っこしてお店にふらっとはいって巡り会えました」
息子さんを抱っこしているときにふらっと入って偶然！！
「はい、感動のあまり涙が出そうでした（笑）」
ちなみにいつ購入されたのですか？
「先々月（2023年8月）と、本当にほやほや話です（笑）。いつもロレックスの店舗を訪れる際は『何かある！』と期待しながら、意気込んで行くんですけど、今回は本当にフラッと、何にも期待せず入ってみたんです」
そうだったのですね！
「はい、ジム帰りの服装のまま、保育園に息子を迎えに行った帰りだったので、なおさらびっくりでした（笑）。本当にご縁なのだなと改めて思いました！」
次に狙っている時計や気になっている時計はありますか？
「いつかデイデイトは欲しいなと思いながら。やはりオーデ マピゲ、パテック フィリップもいつかほしいなと思い、前日初めてAP ブティックにお邪魔したものの、もちろん商品があるわけもなく、展示品のロイヤルオークのみを眺めて帰ってきました（笑）
時間をかけてゆっくり探していこうと思います」
いつかのインタビューでノアさんが言っていたように、時計は自分だけではなく、いつか息子さんや次世代に引き継いでいけるところも素敵ですよね。
「そうなんです。自分の父が20歳の時に買った時計を僕が20歳のときに「世代をこえて渡していきなさい」とくれたことも印象的でした。自分もそうできたら、と思ってます」
素敵～！
またノアさんの時計ライフについてお話を聞けるのを楽しみにしています！ お仕事やパパ業、引き続き頑張ってください！
「ありがとうございます」
【以前の記事】
■［新連載］Z世代女子【Saeの“どんな時計着けてるの”】no.001｜tokyo basic car club代表 南部翔也さん
■「5〜6年探してようやく購入できました」井戸田康佑さん｜【Saeの“どんな時計着けてるの”？】002
■「知ってる人は知っている、そんな粋な時計が欲しかった」板谷卓さん｜【Saeの“どんな時計着けてるの”？】003
【菊地紗瑛 （Sae Kikuchi）】
1995年生まれ。現在東京でPRコンサルタントとして働く。美容・ファッション・ラグジュアリーなどto Cからお堅めのto Bまで幅広くPRを担当するなか、高級時計に関連したクライアントを担当したことから、時計業界に興味をもつように。
海外経験から、グローバル企業のPRを担当する機会も多い。
趣味はサーフィンと週末のパーティ。座右の銘はwork hard play hard。
Instagram：@saemeroo
HP: https://lit.link/saekikuchi