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【ロレックスの基礎知識】ニセモノに騙されるな!6時位置の偽造防止“王冠マーク”に注目

絶大な世界的人気と知名度を誇るロレックス。依然として正規販売店での購入が難しい状況が続いているが、一方で非常に模造品が多いブランドとしても知られている。コピー技術の発達も相まって、ぱっと見では判別できないほど精巧に作られたニセモノも存在するが、それらを見分けるための手段のひとつが“王冠透かしマーク”なのである。

サファイアクリスタル風防の6時位置に、ロレックスの王冠マークをかたどった透かしのレーザー刻印が施されている。これは偽造防止の一環として付けられたもので、初出は1999年のヨットマスター。それから徐々に採用されるモデルが増えていき、2003年頃には一部のモデルを除き全モデルへ採用された。

肉眼では見つけられないほどの大きさの王冠マーク。虫眼鏡やルーペなどで確認するしか方法がない

【画像ページ:そのほかの判別方法はどんなものがある?】

部品交換などの特殊なケースを除けば、1999年以前のモデルには透かしマークが入っていない。また、グリーンのサファイアガラスを用いたミルガウスなど一部のモデルには透かしマークが入っておらず、透かしが見えにくいモデルなどもあるため、それがないから模造品と100%判断できるというわけではない。

そのため真贋の判別はリューズの王冠マークやケースサイドの刻印、文字盤上のロゴやインデックス、ムーヴメントなど総合的に見る必要があるが、“透かしマーク”の存在を知っておいて損はないだろう。

 

 

文◎Watch LIFE NEWS編集部

 

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