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【古豪メゾンの傑作】ボーム&メルシエのアーティスティックな新作時計

スイスの老舗メゾン、ボーム&メルシエがアーティストの作品からインスピレーションを得た新作を発表した。スーラージュ美術館10周年記念を祝うとともに、2022年10月にこの世を去った巨匠、ピエール・スーラージュの作品のひとつをもとに制作された2作目となる、非常に感慨深いユニークなタイムピースだ。

ハンプトン ポリプティック エディション スーラージュ美術館10周年記念 本数限定モデル“ハンプトン 10741”

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“Peinture 324 x 362 cm, 1986, Polyptyque I Edition”と題された、 ウートルノワールシリーズの絵画からインスパイアされた新作“ハンプトン 10741”。キャンバスを連想させるすっきりとして無駄のないシルエットのレクタンギュラー型のケースと、特徴的な文字盤デザインが印象的だ。1920年代のアールデコからのインスピレーションを受け継いでおり、1994年に発表されて以来、ボーム&メルシエが大切にする典型的なフォルムウォッチを体現している。そのシンプルかつミニマルなデザインは、ごくわずかなディテールに至るまで再現された作品をエレガントに際立て、絵画を構成し文字盤を飾る縦と横の重ね合わせのフレームの役目を果たしている。

ウオッチの構成部品上の光のコントラストを際立たせることに特に気を配ったという外観デザインは、レーザー加工した真鍮とオイルストーンを用いることで、ぼんやりとしたマットな質感。また、電気分解の技法を用いることで、電解によって0.2ミクロンの厚みで文字盤をカラーで覆うことが可能になった。さらには厚さ10ミクロンのセミマットの保護ラッカーも使用されており、細部の仕上げにも抜かりがない。

縦の縞と斜めの縞がクロスする絵画の織を取り入れた特徴的な文字盤の時針と分針の先端には、スーラージュが希望した彼の創造力と時間についての象形的なビジョンが色濃く現れた18金ピンクゴールドの半球があしらわれており、視覚的なアクセントになっている。

レクタンギュラー型のDLC加工スチール製ケースは、両面反射防止加工が施された傷のつきにくいドーム型サファイアクリスタルによって保護されており、“Baume&Mercier ”の銘がサファイアクリスタルの内側にメタライジングによって刻まれている。

ムーヴメントには、スイス製自動巻きキャリバー“ETA 2892”を搭載。透明なケースバック越しに眺められる黒いローターには、コート・ド・ジュネーブ装飾が施されている。

アップルレザーのライニングをあしらったセルロース製ベルトをの深みのある黒は、ケースを超えて、タイムピースが放つカラーの力強さを延長している。工具を必要とせずに交換できるストレートのバネ棒システムを備えており、互換性のあるベルトとの付け替えが可能。DLCスチール製ピンバックルで留める仕様だ。

 

偉大な画家、ピエール・スーラージュへのオマージュが込められたボーム&メルシエの傑作の価格は1122万円。2024年2月21日より、発売開始されている。


 

【問い合わせ先】
ボーム&メルシエ
TEL.0120-98-8000

 

文◎Watch LIFE NEWS編集部

 

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