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【無重力で浮いているような透明感!?】建築家とコラボしたルイ・ヴィトンのスケルトンウオッチ

ルイ・ヴィトンは、建築家“フランク·ゲーリー”とのコラボレーションによる新作“タンブール ムーン フライング トゥールビヨン ポワンソン·ド·ジュネーヴ サファイア フランク·ゲーリー”を発表した。

【画像】すごい透明感! サファイアを使ったケースと文字盤を見る

今回発表された新作は、著名な建築家フランク·ゲーリーによる最も印象的なデザインのうちの二つ“パリのフォンダシオン ルイ·ヴィトン”と“ルイ·ヴィトン メゾン ソウル”から着想を得たというユニークなマスターピースだ。全面スケルトンの見事な構造は、極限まで透明感を高めつつ、建物の屋根の上に無重力で浮いているように見える波打つガラス構造を生み出している。

そのような建築的な特徴をウオッチメイキングに置き換えるため、ケースと文字盤の素材にはサファイアを採用。透明感あるサファイアによって曲線的なレリーフを施すことができ、フランク・ゲーリーが愛する質感と光の効果が生み出された。なお、製作・組み立てにあたった“ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン”は、200kgの単一のサファイアの塊からこの全面スケルトンのクリスタルフェイスを製作。さらに、ケースやリューズ、ホーン、針はすべてダイヤモンドの次に最も硬いサファイアの削り出しで作られたという。

なかでも、文字盤の制作は非常に手がかかっているといい、文字盤のメーカーは、医療器具を用いてゲーリーのスタイルの特徴である非対称なフォルムと渦巻きを再現。アルチザンたちは、紙1枚ほどの厚さしかないサファイアに手作業で彫刻を施し、フランク・ゲーリーが自身の建築デザインを反映するために描いたフォルムとレリーフに命を吹き込んでいる。文字盤の製作にかかった時間は、250時間を要したそうだ。

その結果として、サファイア表面で繰り広げられる光の交錯だけを際立たせ、独自の光の環を投げかけるトゥールビヨンムーヴメントに視線を集める極めて洗練された文字盤が生み出されている。

ムーヴメントは、ジュネーヴにあるラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトンの時計職人たちによって開発・製造されたマニュファクチュール フライング トゥールビヨン“LFT MM05.01”を搭載。繊細なオープンワーク加工を施したこのムーヴメントは、コントラストを際立たせるためツートーンの仕上げで、ソリッドなローズゴールド製のプレートは同心円状のサテン仕上げ、一方の歯車とフライング トゥールビヨンにはロジウムメッキが施された。1分間に1回転するトゥールビヨンのキャリッジ内には、モノグラム・フラワーを表示。80時間のパワーリザーブを備えている。

ケースバックにはフランク・ゲーリーのサインがあしらわれ、本作の独自性を表現。大胆さとイノベーションというルイ・ヴィトンの価値観が、先駆的な建築界の巨匠のレンズを通して拡大された腕時計だ。

【問い合わせ】
詳細は、ルイ・ヴィトン 公式サイトを確認

 

文◎Watch LIFE NEWS編集部

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