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1892年にアメリカのペンシルバニア州で創業。現在はスイス製の本格時計として幅広いユーザーの支持を集めるハミルトン。ブランドを象徴するモデルとして人気を集めているのが「カーキ」シリーズだ。
今回は、歴史的なミリタリーウォッチを復刻した新作「カーキ フィールド メカ 36mm ジャパン エディション」に注目。ヴィンテージウオッチのオーソリティである萩原氏、直営旗艦店で販売の最前線に立つ中神氏、二人の賢人に忠実復刻モデルとしての魅力を語ってもらった。

右:萩原秀樹/Curious Curio(キュリオスキュリオ)オーナー
ヴィンテージウオッチ、特にミリタリーウオッチにおいて日本屈指の品揃えを誇る名店、キュリオスキュリオのオーナー。
左:中神康雄/ハミルトンストア 東京 キャットストリート ストアマネージャー
2019年より“ハミルトンストア 東京 キャットストリート”に勤務。ハミルトンの素晴らしさを説きながら、日々接客に当たっている。

■Ref. H69399932。SS(36mm径)。10気圧防水。手巻き(Cal. H-50)。9万9000円
HAMILTON(ハミルトン)
カーキ フィールド メカ 36mm ジャパン エディション
1970年にアメリカ空軍のナビゲーター向けに制作された“ハミルトン FAPD 5101”の精神を受け継ぎ復刻したモデル。“FAPD” はFederal Aviation Procurement Division(連邦航空調達部門)の略称で、航空任務のためのツールとして製造されたことを示している。
本作では、直径36mmと小振りなサンドブラストケース、文字盤レイアウト、ボックス形のアクリル風防に加え、ベルトの破損を防ぐ固定式バーまで当時の仕様を忠実に再現した。
さらに、注目したいのが、目に見えない特殊な内部構造まで復刻している点だ。軟鉄製インナーケースを備えた当時の仕様に倣い、ステンレススチール製ダストカバーをケース内部に装備。手にしたときの質感や重さにまでこだわって、歴史的ミリタリーウオッチの“無骨で純粋な機能美”を現代に蘇らせている。
【SPEC】
■品番:H69399932
■素材:ステンレススチールケース、コットンベルト(ボックス形アクリル風防)
■サイズ:36mm径(厚さ10.2mm)
■防水性:10気圧防水
■ムーヴメント:手巻き(Cal.H-50/毎時2万1600振動、80時間パワーリザーブ)
■価格:9万9000円(1000個限定でレザーベルトと特製ボックスが付属)
【画像】裏ブタにミルスペック調の刻印、「カーキ フィールド メカ 36mm ジャパン エディション」を別アングルで見る
新作「カーキ フィールド メカニカル 36mm」の基本コンセプトとスペックは?
―まずは新作について特徴を教えてください。
中神:1970年にアメリカ空軍の隊員に支給されたナビゲーターズウォッチ“ハミルトン FAPD 5101”に着想を得た特別な復刻モデルです。モデル名の通りケース径は36mmで、これは現行品における私たちの主力である「カーキ フィールド メカ 38mm」よりも2mm小さく仕上がっています。

中神:実は36mmは店頭でもリクエストや話題に上ることが多かったサイズでもあり、市場が強く求めていたサイズ感でした。
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中神:外観で既存モデルと大きく異なる特別な点として、ヴィンテージの雰囲気を高める意味でボックス形のアクリル風防を採用したこととバネ棒ではない固定式バーを採用したことが挙げられます。既存モデルはフラットに近いサファイアクリスタル風防ですので、そこは大きく異なります。

中神:さらにカーキ色のコットン製NATO ベルトを標準装備していますが、これは現行品では使われていません。またジャパン エディション 1000 セットにはレザーのベルトが特別に付属して通常品と同じ価格で発売されます。
―当時の雰囲気を再現しつつ、現代のスペックにアップデートしているのもポイントですね。
中神:ムーヴメントはETA社がハミルトンのために専用している手巻きキャリバー、H-50を搭載で、80時間パワーリザーブを備えています。
萩原:80時間はすごいですね。3日以上持つってことですよね。
―ヴィンテージウオッチだと一般的にどれくらいなんですか。
萩原:パワーリサーブを測ったことないですけど、おそらく40時間ぐらいだと思います。45時間だとよく動いているなって感じですよね。
【魅力01】実は超希少、オリジナルの“ハミルトン FAPD 5101”とは?
―オリジナルの“ハミルトン FAPD 5101”を深掘りしたいのですが、どのようなモデルなのですか?
萩原:よくこれを選んだな、と思いました。すごくマニアックな時計です。製造数が少なくて、市場に出回ることもないから、当然知っている人が少ないです。

左が新作の「カーキ フィールド メカ 36mm ジャパン エディション」、右が70年に米軍に支給された“ハミルトン FAPD 5101”
萩原:ベトナム戦争時のオーソドックスなデザインで、パッと見だと何が違うのって感じですけど、手に持った時の質感や重さを含めて高級感は全然違いますね。そしてスペックも特別仕様です。
-どんな用途で作られたものだったのですか?
萩原:空軍のパイロットナビゲーター用で作られているのですが、実はかなり高スペックに作られています。まず言えるのが耐磁構造。これは米軍の軍用時計で初だと思います。耐磁構造の米軍ミリタリーウオッチはこの後にもないので、とても珍しいです。

萩原:ムーヴメントを軟鉄製インナーケースで覆うことで磁気を逃がす。中に浸透させないようにするという構造です。当時は非磁性素材のひげゼンマイはなかったので、これしか方法がなかったのですね。
文字盤が二重になっているのも特徴ですね。文字盤本体は通常の時計と同じように真鍮できていますが、それだと磁気を通すので、その後ろに軟鉄の板をはめている。軟鉄の枠があって、軟鉄のフタがあって、完全にムーヴメントを軟鉄で覆っています。でも、軟鉄は錆びるので、外側は防水性能の高いもので覆わないといけない。
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萩原:ムーヴメントも軍用専用機の特別仕様でした。キャリバー 684という機械ですが、元々はETAベースの機械に、精度の微調整ができるネジが付いて、改良が加えられています。
―製造期間が短かったのも特徴みたいですね。
中神:短かったというより、1回の支給だけですね。

萩原:1970年の9月だけしか支給されていないです。その時に1500本が製造されたと言われています。
おそらく、秒単位の正確な時刻表示が必要な特別な作戦で使うという趣旨で、ずっと使える高性能なものになっているので、そんなに大量に作る必要がなかったのではないかなと思います。
【次のページ】オリジナルと復刻モデルを比較してさらに深堀り
【問い合わせ先】
ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン
TEL.03-6254-7371
ハミルトン公式サイト
https://www.hamiltonwatch.com/ja-jp/



