ドイツ時計 レビュー記事

【実機レビュー】これで普段使いにもイケる!|ジンの人気シリーズに待望の41mmモデル

SINN[ジン]
U50

■型番:U50
■ケース素材:Uボート・スチール
■ケース径:41mm(ケース厚11.15mm)
■防水性能:50気圧防水
■ムーヴメント:自動巻き(Cal.SW300-1/毎時2万8800振動/パワーリザーブ42時間)
■機能:時・分・秒表示、デイト表示、特殊結合方式の逆回転防止ベゼル
■国内定価:38万5000円

 

普段使いを想定した適度なサイズ感を実現

 

 ジンを代表するダイバーズウオッチのUシリーズ。海水に強い耐性をもつ鋼鉄、Uボート・スチールを採用することでも知られる本シリーズに2020年、41mmサイズが投入された。

 これまでUシリーズでは、44mm(もしくは47mm)の大型サイズが標準だった。
 本格スペックと精悍なデザインが魅力的な本シリーズだが、特に日本人ユーザーにとって44mmいうサイズは大きく感じる人も多く、普段使いを想定した場合、諦めてしまっていた人も少なからずいただろう。

 それだけに小径版の登場を待ちわびていたファンは多いはずだ。また径だけでなく、厚みも11.15mmまで抑えられたため、装着感は格段に向上している。
 もちろん、小径版だからといって既存モデルより性能面で大きく劣るということはない。特殊結合方式により取り付けられた逆回転防止ベゼル、そのベゼルの表面を硬化させたテギメント加工など、独自テクノロジーが駆使された点は従来に同じだ。
 他方、防水性だけは従来に劣っている。しかし、それでも50気圧防水と普段使いとしては十分過ぎるほどの性能を備える。
 ハイスペックを実現しつつ、ファンの期待に応えたモデルと言えるだろう。 

 

【着けてみました】

重量感があるUボート・スチールだが、径が小さくなったことに加え、厚みのあるシリコンベルトを採用しているため安定感がある。またリューズも手の甲に当たらないよう4時位置に配置されているため、装着感は既存モデルに比べて格段にいい

 

【Detail Check】

○ 【ぶつけやすい部分を強化】
特殊結合方式によって固定されたベゼルには、耐傷性の高いテギメント加工も施される。最もぶつけやすい部分だけに安心感がある

○ 【必須級のエクステンション機能】
バックルには、ダイバーズウオッチでは必須とも言えるエクステンション機能を装備する。こうした部分ももちろん本格仕様である

 

【Variation】

Uシリーズの小径版の登場を待っていた日本人ファンは想定以上に多かったようで、バリエーションとなる上の2モデル(右/U50.SDR。39万6000円。左/U50.S。45万1000円)の初回入荷分はすでに流通在庫のみ。次回の入荷は冬以降とのことだ

 

文◎堀内大輔(編集部)/写真◎笠井 修

 

【問い合わせ先】
ホッタ
TEL:03-6226-4715
ジン公式サイト
https://sinn-japan.jp

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