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【建築のノウハウで時計を製造するオランダの新鋭】デルフト・ウォッチ・ワークスのデビューモデル“オーストポールト”に注目


Delft Watch Works(デルフト・ウォッチ・ワークス)はミカエル・ホルティンリヒスとトワン・ブリエルスによって設立された、オランダ発・日本未上陸のマイクロウオッチブランド。 大学時代、オランダ南西部のデルフトで建築を学んでいたときに出会い、建築への愛に加えて、クラシカルな腕時計への情熱を共有していた。 やがてこの2人は建築のノウハウ、技術力、そして優れたデザイン製品への情熱と職人技を、自分たちの腕時計のデザインに結びつけることにしたそうだ。

デルフト・ウォッチ・ワークスの最初のモデル“オーストポールト”はイースタン・ゲートとも呼ばれる街のシンボル、デルフト市の最も象徴的な城門(かつてデルフトの城壁の東の入口だった)にちなんで名付けられている。二つの尖塔と堅固な基礎をもつイースタン・ゲートからデサインインスピレーションを得ており、ブランドロゴもこの城門をイメージしたものだ。デルフト・ウォッチ・ワークスから生み出されたオーストポールトはデルフトにあるアトリエでデザイン、開発、組み立てが行われている。今回はデルフト・ウォッチ・ワークスのデビューモデル、オーストポールトを紹介していく。


オーストポールトはケースサイズ40mm、幅12.4mmの316Lステンレススチール製ケースで、人間工学に基づいたデザインと調和のとれた美しさを兼ね備え、装着時の感触は柔らかく自然で、肌の延長上の感覚な作りとなっている。 ポリッシュ仕上げとブラッシュ仕上げを組み合わせたケースはモダンなスタイルを際立たせている。このモデルの文字盤をデザインする際に目指したのは、文字盤をさまざまな角度から見たときに奥行きを生み出すことで、インナーダイアルを3部構成することで実現した。インデックスはブラッシュ仕上げの外輪の上に配置され、文字盤の上に浮かび上がったように見える。ブルーの文字盤は全ての始まりの地、デルフトへのオマージュである。デルフトは陶器で世界中に知られており、その色付けに使うブルーは晴れた日に太陽の光が文字盤に反射すると特別な印象を与えている。


ムーヴメントはスイス製の自動巻きムーブメント、Cal.STP1-11を搭載。ムーヴメントの造形と動きを見ることができるシースルーバック仕様となっており、ケースバック、風防ともにサファイアクリスタルが採用されている。ねじ込み式リューズ、レザーストラップが付属。

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ロイヤルブルーのほかに、マットグレーとトランスパレントデイトがラインナップされており、トランスパレントデイトは半透明の文字盤を透かして時計の正面からムーヴメントを眺めることができる。ロイヤルブルーとマットグレーは749ユーロ(約11万8000円)、トランスパレントデイトは849ユーロ(約13万4000円)。

また、デルフト・ウォッチ・ワークスでは、時計をパーソナルオーダーできるオプションを提供しており、自分だけの文字盤の作成を依頼することが可能だ。 文字盤のパーソナライズには文字盤色のカスタム、文字盤、ローターへのエングレービングがある。このパーソナライゼーションに興味をお持ちの方はウェブサイトから問い合わせをしてみてはいかがだろうか。


》Delft Watch Works(デルフト・ウォッチ・ワークス)
公式サイト
https://delftwatchworks.com/


文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。

https://www.instagram.com/spherebranding/

 


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