時計大好き、Watch LIFE NEWSの営業担当、寺田がお届けする実機レビュー企画。第4回は、ボール ウォッチ“アウトライアー”の白文字盤をレビューしました。2023年も年末に差し掛かってきたところで、振り返れば今年も様々なブランドから新作が誕生しました。その中でも個人的に今年買っていちばんよかったモデルです。
筆者がいちばん好きな腕時計のジャンルは耐久性が高い実用時計です。腕時計が腕に巻き付ける精密機器である以上、耐久性が高いことは筆者にとって最も重要な要素なのです。そのためダイバーズウオッチや耐磁、耐衝撃時計を得意とするボール ウォッチはいつか手にしたいブランドのひとつでした。数十万円クラスの腕時計が買えなかった学生時代もボール ウォッチの取扱店で実機を拝見していたのが記憶に残っています。当時もエンジニアマスタースキンダイバーⅡやマグニートなど気になるモデルがたくさんありました。近年のモデルは耐衝撃性や耐磁性といったボール ウォッチの強みは継承しつつ、SUS904Lを採用するなど、進化を続けています。
実は、筆者は2022年の秋頃から23年の新作としてのボール ウォッチからGMTモデルが出るという情報をキャッチしていました。ソリッドなスチールベゼルにオレンジのGMT針というのは一見すると他社にもありそうなデザインですが、ボール ウォッチが得意とするマイクロガスライトや回転ベゼルの採用、1000ガウスの耐磁性能といった優れたスペックを備えていたことから、情報をキャッチしてからずっと実機を見るのを待ち焦がれていたのです。
〇ファーストインプレッション
最初に宣材写真を見たときには、“モダンなGMTウオッチなのかな”と思っていましたが、実機を見てイメージはガラッと変わりました。ドーム型風防にサイクロップレンズ、さらに文字盤の色がうっすら灰色を帯びているため、アンティークの雰囲気を感じるのです。
ケースと3連ブレスレットの中コマはポリッシュ仕上げになっています。全体的にポリッシュの面積が多いため、キラッと光り輝く外装となっており高級感を演出しています。これは素材として使用しているSUS904Lの良さからきているものなのかもしれません。
○文字盤、針
文字盤にはマイクロガスライトを採用しており、暗いところでは常に一定の明るさでインデックスが発光します。
GMT針は先端がオレンジ色のアロー針です。時・分・秒針はポリッシュ仕上げとなっており、ホームタイムか第2時間帯かを瞬時に読み取ることができます。筆者は今回GMTウオッチを初めて購入したのですが、時刻の読み間違えをしたことは一度もありません。
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