昨今、小径サイズがトレンドとなっている時計界では、各社から定番モデルのダウンサイズ版が続々とリリースされている。一方でロレックスについて言えば、もともと小振りな36mmサイズのデイトジャストやエクスプローラーなどがレギュラー展開されていることもあって、改めてダウンサイズ版がリリースされるという動きは見られていない。
そこで選択肢のひとつとしておすすめなのが“ヴィンテージロレックス”だ。デイトジャストは、往年のモデルでも現在と同じ36mm径が標準サイズとなっているが、オイスターパーペチュアルなどは34mm前後、さらにバブルバックなどでは31mm前後と、小振りモデルのラインナップが非常に豊富である。
加えてプレミアム価格で流通する現行品に比べ、現実的な価格で狙える。モデルやコンディションによっても相場は異なるが、上手な選択をすれば現行品を購入する半分の予算ほどで入手可能だ。
ここからは、そんなヴィンテージロレックスの狙い目3シリーズをクローズアップする。
●狙い目①【オイスターパーペチュアル】
「傑作1500系を搭載!実用できるヴィンテージ」

デイトジャストよりひと回り小さい34mm径。すっきりとした文字盤デザインも相まって、知的な雰囲気だ。/実勢相場:60〜100万円程度
写真は傑作に数えられる1500系キャリバーを搭載したオイスターパーペチュアル。この個体は派生として展開されたデイト付きモデルで、希少なミラーダイアル仕様となっている。
エクスプローラーのミラーダイアルなどは数百万円の高値で流通しているが、オイパペなら100万円以下の予算でも十分に検討できる。
●狙い目②【スピードキング】
「クラシカルな雰囲気が魅力!扱いやすい手巻きモデル」

30mmケースに薄い手巻きムーヴメントを搭載しており、非常に小振りでユニセックスに楽しめる。/実勢相場:40〜60万円程度
1940〜70年代にかけて展開された“スピードキング”のペットネームををもつオイスターコレクション。手巻きムーヴメントを搭載し、ケース径が30mm前後のボーイズサイズとして展開。
ヴィンテージロレックス屈指の手頃な予算で狙えるシリーズのひとつで、アンダー50万円から狙える相場感も大きな魅力だ。
●狙い目③【バブルバック】
「適度な厚みで存在感アリ!初期の自動巻きモデル」

スピードキングとケース径は1mmしか変わらないが、自動巻きムーヴメントで厚みがあるため存在感がある。/実勢相場:50〜110万円程度
裏ブタが膨らんでいることから“バブルバック”の通称で知られるオイスターパーペチュアル。ケース径は小振りだが、かなり厚みがあるのが特徴だ。
製造年代が古いのもあり、後年に文字盤を交換したリダンダイアル個体も多い。リダン個体は50万円ほどから狙えるが、オリジナル個体は100万円前後の高めの相場で流通しているものも。
総じて現代のモデルに比べ圧倒的に軽やかな造形で、長時間の着用でも腕が疲れにくく快適な装着感を味わえるヴィンテージロレックス。シャツの袖口にスッと納まり、ふとした仕草のときにだけチラリとのぞくその姿は、周囲に派手さを誇示するのではなく、身に着ける人の品格を静かに引き立ててくれる。まさに“大人の嗜み”にふさわしいエレガントなサイズ感と言えるのだ。
また、現行にはないクラシカルでユニークな文字盤デザインも豊富にあって、他人と被りにくいという点も魅力のひとつ。まだ50万円アンダーでも手が届くヴィンテージロレックス、まずは1本探してみてはいかがだろうか。
著者profile◎市村 信太郎
【「性別の垣根を超える腕時計」過去記事】
■「結局、大人の最適解はどっち?」【新型Apple Watch vs ロレックス】現代の二大巨頭を4つの観点で徹底比較!|性別の垣根を超える腕時計 No.069
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