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【新作時計ニュース|ノット】ブランド初となる螺鈿(らでん)細工文字盤を採用、会津伝統工芸士とコラボした機械式の新作

 吉祥寺を拠点にする人気カスタマイズウォッチブランド、knot(ノット)がブランド初となる螺鈿細工を文字盤に使用したモデルを発表した。

 螺鈿は日本の伝統工芸としてよく知られる技術で、螺鈿の「螺」は螺旋状の殻を持つ巻き貝、“鈿”には飾るという意味がある。螺鈿細工とは貝の内側の輝く部分を薄く加工し、漆の表面に散りばめた装飾方法で、奈良時代に中国から持ち込まれ、平安時代に発展し現代まで受け継がれている。


 ノットでは今回、限定版の“七色(なないろ)”と通常版の“墨色(すみいろ)”の2モデルをラインナップしている。七色は黒真珠の母貝となる海水貝で螺鈿細工を施し、ピンクやグリーンなど七色の輝きが華やかで個性的な腕元を演出。2023年だけの数量限定モデルで、6時側カン股にはシリアルナンバーをレーザー刻印している。


 通常版の墨色は伝統的な螺鈿を煌びやか過ぎず普段使いしやすいようにアレンジ。シンプルな色味の淡水貝に、漆を極薄く塗ることで彩度を抑えるオリジナルの技法によって、色味がシックに抑えられている。


大竹信一氏

大竹信一氏_文字盤製作

 螺鈿の加工に関しては、高い技術力と独創性の高いセンスを持つ一流の伝統工芸士である大竹信一氏とコラボ。氏の技術力により1個ずつ異なる表情の美しい螺鈿文字盤を楽しめる。

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