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【文字盤の人物もしや!?】パテック フィリップが限定30本のトリビュートモデルを製作

時計界の最高峰ブランドとして知られるパテック フィリップは、1993年から2009年まで同社の社長を務めたフィリップ・スターン現名誉会長の85歳の誕生日を記念し、ミニット・リピーターと、リピーター機構の2つのゴングにより、選択された時刻を音で知らせるアラーム機構を統合した新しいタイムピースを開発した。
この30本のリミテッド・エディションには、今後二度と使用されることのない新しいムーヴメントが搭載されている。またプラチナ仕様のオフィサータイプのケースと、本黒七宝の地にホワイトとグレーの七宝細密画によるフィリップ・スターンの肖像を配した文字盤も特徴である。

【画像ギャラリー:ダストカバーには特別なメッセージも刻印】

フィリップ・スターンの85歳の誕生日(2023年11月9日)を記念し、ティエリー・スターン(09年、スターン家4世代目社長に就任)は、特別に開発した今後二度と使用されることのない新しいムーヴメントを搭載する、30本のリミテッド・エディションを製作し、父親に敬意を表することにした。
このタイムピースに与えられたレファレンスナンバー“1938”は、名誉会長の生誕年である。
さらにこのタイムピースには、フィリップ・スターンが深く愛している複雑機構、ミニット・リピーターが搭載され、あらかじめ選択された時刻を音で知らせる、エクスクルーシブなチャイムによるアラーム機構が統合された。

この洗練された機構は2014年、創業175周年を記念して発表されたパテック フィリップの最も複雑な腕時計、グランドマスター・チャイム5175モデル(20の複雑機能)の5つのチャイム機能のひとつであり、世界に先駆けた技術革新(2件の特許取得)のひとつであった。パテック フィリップ・グランドマスター・チャイムは手巻ムーヴメント、キャリバー300 GS AL 36-750 QIS FUS IRMを搭載しており、16年に6300モデルとして現行コレクションに加わった。グランドソヌリ、プティットソヌリ、ミニット・リピーター、望む時に今日の日付けを音で知らせるデイトリピーター、選択された時刻を音で知らせるチャイムによるアラーム機構を組み合わせている。

ミニット・リピーター・アラーム1938Pモデル
■Pt(41mm径)。非防水。自動巻き(Cal.R AL 27 PS)。世界限定30本。時価

そしてこの1938Pモデルは、ほかのパテック フィリップのコンプリケーションウオッチ同様、ユーザー本位の設計哲学に基づき、技術的な複雑さと驚異的な操作の容易さが結びついている。リューズに統合されたプッシュボタンによりチャイム・モードを選択でき、これは3時位置の小さなベル型の表示窓に表示される。ミニット・リピーター・モード(表示窓に黒いベルが表示される)では、いつでもスライドピースを操作して、時、クオーター、端数の分をチャイムで聞くことができる。アラーム・モード(赤いベルが表示される)では、アラームを巻き上げるため、先ずスライドピースを操作する必要がある(ベル表示が赤から白に変わる)。スライドピースを操作した後、アラームがまだ鳴っていない限り(白いベルが表示されている)、プッシュボタンを押すことにより、チャイムを鳴らさずにミニット・リピーター・モードに戻ることができる。

 

【問い合わせ先】
パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター
TEL.03-3255-8109

 

文◎Watch LIFE NEWS編集部

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