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【SEIKO(セイコー)売れ筋ランキング】人気モデルを一挙に紹介!

ウオッチライフニュースの兄弟メディアにあたるカジュアルウオッチ専門誌“タイムギア”で、恒例企画として実施している“売れ筋時計ランキング”。購入しやすい価格帯のエントリーモデルから本格機械式モデルまで高品質な時計をラインナップし、国内はもちろん海外でも支持を集める国産4大メーカー。今回は“SEIKO(セイコー)”にピックアップし、ランキング上位モデルとその人気の理由を紐解いていく。

幅広いユーザーに支持され、国内の時計業界を牽引するセイコーは、2024年1月現在10を超えるブランドを展開している。本記事では、そのなかでも人気が高い“プロスペックス”、“プレザージュ”、“アストロン”の3ブランドの売れ筋モデルBEST5を順に紹介する。


●プロスペックス(PROSPEX)

ダイビングやトレッキングなど、スポーツ、アウトドアシーンに対応する本格機能を備えたブランド。なかでもダイバーズウオッチは、世界初のクォーツ式飽和潜水仕様や世界初のチタン製ケース採用の飽和潜水仕様のモデルを発表するなど“世界初”を連発。近年はCMで大谷翔平選手が着用したモデルもあり、国内外で人気を集めている。

 

【プロスペックス:第1位】
SEIKO PROSPEX(セイコー プロスペックス)
ダイバースキューバ/Ref.SBEJ009

■SS(42mm径)。200m防水。自動巻き(Cal.6R54)。20万9000円

プロスペックス初となる機械式GMT搭載モデルが堂々の1位を獲得。プロフェッショナルダイバーのデザインを受け継ぎつつ、72時間のロングパワーリザーブとGMT機能を搭載して強力にブラッシュアップされたモデル。深みのあるグリーンのトーンとセラミックによる光沢感あるベゼルが上質な印象を与えてくれる。ケースエッジやブレスレットなど、ポリッシュの美しさもハイレベルだ。また、クラシカルなテイストを残しながら、機能的には確実に進化した点が人気の理由だろう。

 

【プロスペックス:第2位】
ダイバースキューバ/Ref.SBEJ013

■SS(42mm径)。200m防水。自動巻き(Cal.6R54)。世界限定4000本(うち国内700本)。23万1000円(数量限定モデルにつき製造終了)

【“プロスペックス”第3位以降のモデルをもっと見る】

氷河の美しさをセイコー流のこだわりで具現化したようなモデル。壮大な氷河を、グレーセラミックスベゼルと型打ち模様のアイスブルーカラー文字盤で表現。GMT機能も備えており、実用性も十分考慮されている。製紐(せいちゅう)と呼ばれる伝統技法で編み込まれたファブリックベルトが付属しており、和のテイストもうまく加味している。また、アイスブルーは最近の時計界でも人気のカラーで、それを和のテイストにうまく取り入れた点が支持を集めたと思われる。ダイバーズとしてはケースも42mmと使いやすいサイジングで、全体にバランスの良い仕上がりが幅広い層から注目されたようだ。


●プレザージュ(PRESAGE)

100年を超える腕時計づくりの伝統を継承し、世界に向けて日本の美意識を発信するブランド。100年を超える機械式時計開発の歴史をもつ、セイコーの機械式ムーヴメントが気軽に楽しめるラインとして人気を博す。大人の魅力あふれるデザインにも定評があり、ビジネスシーンでも活躍できる。

 

【プレザージュ:第1位】
SEIKO PRESAGE(セイコー プレザージュ)
シャープ エッジド シリーズ/Ref.SARX077(画像左)

■SS(39.3mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.6R35)。12万1000円

ブランドのニューアイコンとして定着した日本独自の美意識を前面に押し出したコレクション。華美な装飾をそぎ落とした引き算の美学により洗練されたデザインを確立。ケースやブレスレットはエッジを効かせた平面を中心に構成されており、袖口をすっきりとまとめ上げるシャープさを演出する。鏡面とヘアラインの使い分けなどに、セイコーの技術が光っており、文字盤は厚さ0.4mmの金属板にわずかな高低差を付けることで、日本の伝統的な麻の葉紋様を直線で表現。光をうまく乱反射させて視認性を高めている。シックな伝統色と相まって深みのある美しさを生み出しており、非常に落ち着いた大人っぽい雰囲気を醸し出している。

 

【プレザージュ:第2位】
クラフツマンシップシリーズ/Ref.SARW065

■SS(37.5mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.6R27)。世界限定2500本(うち国内750本)。22万円(数量限定モデルにつき製造終了)

【“プレザージュ”第3位以降のモデルをもっと見る】

レトロ感あふれる初代ローレルを現代風に再現したモデル。1913年に誕生した国産初の腕時計“ローレル”のオマージュで、当時と同じ琺瑯(ほうろう)文字盤を熟練の職人の腕で再現。懐中時計を彷彿とさせる丸みを帯びたケースや、クラシカルなデザインの大型リューズなど、随所にセイコーの伝統を感じさせる。やはり現行モデルにはないクラシカルな雰囲気は魅力的で、オールドセイコーファンからの強い支持を集めている。インデックスのフォントも当時の書体を忠実に再現するなど、復刻モデルとしての完成度が非常に高く、限定モデルというのもマニア心をくすぐる。


●アストロン(ASTRON)

1969年にセイコーが世界に先駆けて発売した、クォーツ時計“クオーツ アストロン”から名を受け継ぐブランド。世界中どこにいても正確な時間を刻むことをミッションに開発されており、海外出張の多いビジネスパーソンや、タイトな時間管理が必要な人の最高のパートナーになってくれる。

 

【アストロン:第1位】
SEIKO ASTRON(セイコー アストロン)
アストロン ネクスター/Ref.SBXD013

■TI(41.2×48.6mmサイズ)。10気圧防水。GPSソーラー(Cal.3X62)。23万1000円

エッジの効いた大胆な造形が目を引く、オリジナルのDNAを継承した次世代モデル。新開発のGPSソーラームーヴメントを搭載し、GPS衛星からの自動時刻受信機能“スーパースマートセンサー”によって実用性がアップ。多角形ベゼルの純チタンケースを採用したソリッドなルックスは、ダイナミックで抜群の存在感を放っている。文字盤も複雑なパターンを採用することで力強いイメージだ。8時位置のマルチインジケーターには、機内モードや充電量など様々な情報を表示可能で、機能性の高さが高評価された。トレンドの多角形ベゼルと水晶パターンの文字盤を合わせることで、質感の高いデザインに昇華されている。フルチタンならではの軽さにも注目したい。

 

【アストロン:第2位】
アストロン ネクスター/Ref.SBXC109

■TI(42.7mm径)。10気圧防水。GPSソーラー(Cal.5X53)。28万6000円

【“アストロン”第3位以降のモデルをもっと見る】

スマートなディテール処理が光るチタンモデル。軽量かつ堅牢性に優れたチタンを外装に用いてケースからブレスレットまで流れるようなフォルムを実現したスタリッシュな雰囲気が魅力。立体的な3カウンターを合わせて、理知的なデザインに仕上げている。搭載ムーヴメントはGPSソーラー機能を備えたCal.5X53で、緯度・経度・高度情報から現在地の正確な時刻を表示してくれる。チタンっぽさを 抑えたスマートな意匠で、文字盤リング上にインデックスを配置したり、ベゼルにもサファイアガラスを合わせるなど、デザイン上の細かな配慮が成されており、シャープなフォルムの完成度を高めている。チタンの無骨さを抑えながら、デザイン処理でスマートに見せている点はさすがだ。

 

次のページでは、各ブランドの第3位以降を掲載している。


【問い合わせ先】
セイコーウオッチお客様相談室
TEL.0120-061-012

 

文◎Watch LIFE NEWS編集部

 

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