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【“時計好きアラサーリーマン”が愛を込めて実機レビュー】細い腕元にも収まるTutima(チュチマ)のダイバーズ、夏場だけでなくオールシーズンで使いたい!

〇短いケース径(狭いLug to lug)

筆者の腕周りは16.5cmと、腹周りのわりに日本人男性の平均よりも細いです。ガンガン使えるタフな時計を好む筆者ですが、手首の端から端までにケースが収まる腕時計が少ないのです。対してM2セブンシーズSはケース径が40mmありますが、ラグが極端に短いデザインを採用しているためLug to lugは38mmにとどまっています。ケース径より短いLug to lugは一般的な40mm径でラグが突き出た腕時計より、腕への収まりはよいのです。またこのサイズ感で50気圧防水を備えていることも見逃せません。

 

○ヘアライン仕上げのブレスレット

チュチマと言えばこの丸みを帯びたブレスレットが印象的です。ステンレススチールのブレスレットは自由曲面の丸みを帯びた形状に対し、均一にヘアライン仕上げが施されています。ここまで丁寧に作り込まれていると、文字盤だけでなくブレスレットまで見入ってしまいます。フラッシュフィットとケースの接合部は一般的なバネ棒式ではなく、パイプピン式で固定されています。そのためフラッシュフィットとケースの間にぐらつきが一切ない。まるで接着剤で固定しているかのようです。
加えてダイバーズウオッチで見過ごせないのがエクステンションの存在です。エクステンションはワンタッチで外すことができる便利な仕様となっています。エクステンションのバックルは爪で留めてあるだけですが、すべて切削で製作されているのか、小さなバックルひとつとっても頑丈なのがよくわかります。

 

○ケースバック 船のエングレービングとケースの仕上げ

ダイバーズウオッチらしく、ケースバックには船が立体的に刻まれており、ケースの裏も手を抜くことなくヘアライン仕上げが施されています。ブレスレット裏も同様にヘアライン仕上げとなっており、裏面までも統一感が素晴らしいです。

 

〇まとめ
世界的な物価高、原料不足などの影響もあって、腕時計の値段はどんどん価格改定(値上がり)が行われています。フトコロ的には厳しくなる一方ですが、同時に多くの時計では外装クオリティも確実にアップしています。30万円代前半でチュチマのような仕上げの良いハイスペックダイバーズウオッチが手に入るのならば、いまの時代も一概に悪いとは言えないのかもしれません。

 

 

文◎寺田理人(Watch LIFE NEWS営業担当)
profile/学生時代に時計の魅力にハマり、いまでは24時間、腕時計を着用する生活をおくる。特にツールウオッチやミリタリーウオッチ、ダイバーズウオッチなどガンガン使える腕時計が大好物。念願だった時計業界に身を置き、現在はWatch LIFE NEWSの営業を担当。

 

写真◎水橋崇行

 

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