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【ロレックス エクスプローラーI Ref.1016】第3世代として約30年愛されたロングセラー機の魅力

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


ロレックス
エクスプローラーⅠ Ref.1016

今回取り上げるのは、1987年〜88年頃に製造された、エクスプローラーI Ref.1016だ。

ロレックスのスポーツモデルにおいて、エクスプローラーⅠの第3世代目として登場したRef.1016は、59年頃から89年頃までの約30年間にわたり基本デザインを大きく変更することなく生産され続けたモデルだ。3・6・9のアラビア数字を配したブラックダイヤルとベンツ針という組み合わせは、視認性を追求した結果として確立された、ロレックスを象徴するデザインの一つである。

本個体は、長期間にわたる製造期間のなかでも、最終期に製造された個体だ。外装には日常使用に伴う細かなスレや小傷が見られるものの、ケースの輪郭やラグの面取り、エッジのラインが明瞭に残されており、過去のメンテナンス等による過度な研磨が施された形跡は少なく、オリジナルに近いケースプロポーションを維持している。

【写真の時計】ロレックス エクスプローラーⅠ。Ref.1016。SS(36mm径)。自動巻き(Cal.1570)。1987~88年頃製。418万円。取り扱い店/コミット銀座

【画像:コンディションの良いケースや自動巻きムーヴメントの状態を見る(全6枚)

文字盤はマット仕上げのブラックダイヤルであり、表面の荒れや剥離はほとんど見られず、良好なコンディションを維持している。文字盤下部の“SWISS-T<25”表記およびインデックス、針に塗布されたトリチウム夜光も割れや欠損がなく、均一な状態を保っている。また、ブレスレットはソリッドリンク仕様のハードブレスを備え、構造上の伸びも少なく、実用性を保っている。

ムーヴメントには、1960年代後半から長年採用されてきたCal.1570を搭載。毎時1万9800振動のロービート設計でありながら、耐久性と整備性に優れた名機として評価されている。

36mmというケース径は、手首への収まりと装着のしやすさに直結する実用的なサイズ感である。当時のオリジナルコンディションを重視する愛好家にとって資料的・実用的な価値を備えている。

現在では市場価格の高騰により、手に入れにくい存在となってしまったRef.1016だが、実用時計としてのデザインと設計思想は、現在のロレックスにも受け継がれている。過酷な環境での使用を想定して誕生したエクスプローラーI、その完成度を改めて感じさせる1本である。

細部のディテールや仕様は異なるものの、1950年代末から60年代に確立されたクラシックな設計思想を、80年代当時の製造品質で楽しめるという点において、Ref.1016は非常に稀有な存在と言えるだろう。

 

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文◎LowBEAT編集部/画像◎コミット銀座

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