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【古いのに新品!?】“バブル期”のスイス製手巻き時計を50年代風にリデザイン。小振りな金ケースがいい感じです|OUTLINEニュース no.108

【レクタンギュラー138IV】

グッとクラシカルで落ち着いた感じが魅力のラクタンギュラー138IV。シルバータイプは完売

ブレゲ風アプライド(立体的)のアラビア数字を採用し、1940年代のアメリカ製角形時計、俗に言う“角金時計”のような雰囲気に仕上げている点が特徴。

ケースは丸みを帯びたシンプルなレクタンギュラーケースで、ワイヤーラグが施されたとても古典的なスタイルのため、少し経年変化したようなアイボリー系のカラーの文字盤を採用する。アラビア数字インデックスと時分秒針にはゴールドを使用することで、大人っぽい落ち着いたデザインに仕上げている点もポイントだ。

[ケース]真鍮(メッキ)ケース、[裏ブタ]ステンレススチール(ケースサイズ横24×縦31mm、ケース厚8.3mm)。非防水。手巻き(スイス・フォンテンメロン社製 Cal.138)。限定26本(シルバーは完売)。11万円

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【レクタンギュラー138BL】

ケースの古典的な装飾が特徴。全体がゴールドのタイプのほかに部分的にゴールドを使ったタイプもラインナップしている

側面に段差を設けた通称ステップドタイプのケースが採用され、12時と6時位置にはさりげなくちょっとしたオーナメントがあしらわれるなど、時代を感じさせるケースの造形が大きな魅力。

文字盤デザインは、この装飾的なケースに対して、あえて地色にブラックを採用しつつ全体を引き締め、インデックスに太めのアラビア数字を使うことで、小振りながらも男っぽく存在感のあるものに仕上げている。

[ケース]真鍮(メッキ)ケース、[裏ブタ]ステンレススチール(ケースサイズ横23.5×縦37mm、ケース厚9.1mm)。非防水。手巻き(スイス・フォンテンメロン社製 Cal.138)。限定18本(ゴールド)。各13万2000円

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【ムーンフェイズクロノグラフ7768】

クロノグラフの名門メーカー、ヴァルジュー製のCal.7768を搭載。顔が描かれたムーンフェイズの月がなんとも郷愁を感じさせる

ムーンフェイズクロノグラフ7768は、デザインをゴールドのアルファ針にアプライド仕様のローマンインデックスを合わせて1950年代風のデザインを採用。6時位置に装備するムーンフェイズに表現された月には顔が描かれているなど、レトロな雰囲気が味わえる。

搭載するムーヴメントは、1901年創業のクロノグラフムーヴメントの名門メーカーとして有名なバルジュー社製で、クロノグラフ機構に加えてムーンフェイズ機構も搭載する手巻きのCal.7768だ。

[ケース]真鍮(メッキ)ケース×[裏ブタ]ステンレススチール(ケース径36mm、ケース厚12.2mm)。非防水。手巻き(スイス・ヴァルジュー社製 Cal.7768)。限定17本。24万2000円

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菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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